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人々が生活していくうえでは資源の利用やごみの発生、大気汚染など地球環境に影響を及ぼすものが発生します。その結果、気候変動や資源枯渇、生態系破壊などの環境問題となり、私たちの生活や将来に直結する深刻な問題も数多く挙げられています。環境問題は地球に住む人間にとって他人事ではないため、一人ひとりが意識を変え、できることに取り組んでいくべきだといわれています。
しかし、環境問題という言葉はニュースやSNSで頻繁に目にするものの「何が原因で起きているのか」を正確に理解していない人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、環境問題の定義から種類、原因、日本での取り組み、日常でできる対策までを整理してご紹介します。
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環境問題とは

環境問題とは、人間の活動によって自然環境に負荷がかかり、地球規模または地域規模で悪影響が生じる状態を指します。世界が環境問題に注目するきっかけになったといわれるのが、18世紀の産業革命です。当時は環境問題への意識が低く、化石燃料の使用による大気汚染や廃水による水質汚濁などから公害が発生し、自然も人も大きな影響を受けました。また、日本でも1891年の足尾銅山鉱毒事件や1956年の水俣病などの環境問題が深刻化した結果、公害対策の法律や規制が整備されてきたという歴史があります。
環境問題は大気・水・土壌・生物など多岐にわたり、互いに連鎖的に影響を及ぼしています。現代では「持続可能性(サステナビリティ)」の観点が重視され、将来世代への影響も含めて議論が続けられています※1。
環境問題の種類

環境問題はひとつではありません。世界的に見ても様々な問題があり、人々の生活に深刻な影響を及ぼしているものも少なくありません。ここでは、環境問題の種類について紹介します。
気候変動(地球温暖化)
温室効果ガスの増加により、地球の平均気温が上昇する現象です。近年の日本でも、夏の気温が毎年上がっていることを実感している人も多いでしょう。実際に気温の変化を見てみると、
- 2024年の日本の平均気温:1991~2020年の平均より1.48度高い。
- 2024年の世界の平均気温:1991~2020年の平均と比べて0.62度高い。
と、30年前と比べてかなり高くなっていることが分かります。
その結果、熱中症が頻発したり、農作物が育ちにくくなったりする影響が出てきているのです。また、地球温暖化で変化するのは気温だけではありません。猛暑、豪雨、干ばつなどの異常気象の頻発にも関連しており、海面上昇や生態系変化など長期的影響も大きいとされています※1。
大気汚染
工場排煙や自動車排気ガスなどが原因で、空気が汚れてしまう現象を大気汚染といいます。大気汚染から引き起こされるのは、下記のような問題が挙げられます。
大気中に溜まると、白いもやがかかったようになります。目がチカチカしたり、のどが痛くなったりするなど健康面の被害をもたらします。
通常の雨よりも強い酸性を持っています。著しく酸性に偏ると、森林が枯れやすくなり、池などに魚や生物が住めない環境を引き起こします。
2.5μm以下の、とても小さな粒子状の汚染物質のことです。人の肺の奥深くまで入り込み、健康に悪影響を及ぼすとされています。
砂漠の砂が強風で巻き上げられ、大気中に広がって降り注ぎます。空中で運ばれる過程で有害な物質を取り込んでいる可能性があるとされています。
なかでも、都市部を中心にPM2.5や窒素酸化物(NOx)は慢性疾患リスクの上昇と関係しているともいわれ、問題視されています。排出規制やクリーンエネルギー化が対策の柱となります※2。
水質汚染
生活排水や工業排水、農薬流出などが原因で水質が汚染されてしまう環境問題です。高度経済成長期の日本では、工業廃水が原因となり、水俣病やイタイイタイ病などの公害が起こりました。水は生物が生きていくうえで欠かせない物質です。水質の汚染は人間だけでなく、その地域に住むすべての生物や生態系に影響を与えるといっても過言ではないでしょう。
他にも、水質汚染が原因で、河川・湖沼・海洋で富栄養化や赤潮が発生し、漁業や観光へも大きな影響を与えています。近年では、日本全国で健康に悪影響を及ぼす可能性がある有機フッ素化合物(PFAS)が水源から検出されることも続いており、下水処理技術や排水規制の強化が望まれている状況だといえるでしょう※1。
プラスチックごみ問題
プラスチックは1860年代にアメリカで発明され、商品化された化合物です。1950年~2010年代にかけてプラスチック生産量は190倍にも増えたといわれ、現代においてはプラスチック製品は生活に欠かせない存在となっています※3。
しかし、利用が増えれば増えるほど問題となるのがプラスチックごみです。特に、紫外線や波などに破砕・細分化された5mm以下の小さなプラスチックごみである「マイクロプラスチック」は、生態系を脅かす環境問題だとされています。プラスチックは分解に長期間を要するため、長く自然のなかに残り、野生動物の誤飲や景観悪化を引き起こしてしまいます。また、資源循環の観点からも課題となっています。ここまで普及したプラスチックを完全になくしてしまうのは難しいですが、リデュース・リユース・リサイクルでゴミの量そのものを減らす工夫などが必要となっています※3。
森林破壊
森林破壊とは過剰伐採や都市開発が原因となって、森林そのものが失われたり質が落ちてしまったりする問題です。「世界森林資源評価2020」の報告によると
- 1990年~2020年:約1億7800万ha(日本の国土面積のおよそ5倍)もの森林が世界から失われた
ということが分かっています。
森林は豊かな生態系を作るだけではなく、二酸化炭素(CO₂)を吸収する重要な役割も担っています。さらに、生き物の住む場所が失われることで、種の絶滅や生態系バランスの崩壊につながり、ひいては食料や医療資源の減少にも影響が及ぶと考えられています。保護区の設定や持続可能な資源利用など、森林を守りながら活用していく方法が求められています※1。
環境問題の原因とは

環境問題は地球規模で深刻化しており、今後も経済成長と人口増加を背景に、環境への負荷が一層増大していくおそれがあります。そのため、環境問題を引き起こしている原因を知り、適切な予防や対策を行っていくことが不可欠です。
化石燃料への依存
資源エネルギー庁が2025年4月に公開したデータによると、日本の電力は約7割が火力発電によるものです。使用している燃料は以下の通りです。
- 天然ガス:32.9%
- 石炭:28.3%
- 石油等:7.4%※4
しかし、石炭・石油・天然ガス等の大量消費は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの増加を招いてしまいます。これらの化石燃料は経済発展と排出増加が連動してきた歴史がありますが、地球の未来のことを考えるのであれば化石燃料に頼りすぎないエネルギー転換が必要です。再生可能エネルギーの導入や、積極的な省エネなどの対策が不可欠だといえるでしょう。
大量生産・大量消費
欲しいものがすぐに手に入る便利な世の中になった反面、まだ使えるものをすぐに捨てたり作りすぎて廃棄したり、といった無駄が発生しています。現代は、食品ロスや過剰包装など環境負荷が高いライフスタイルだといえるでしょう。このような大量生産・大量消費社会は資源採掘や廃棄物増加を加速させます。これまでのように「資源を使って廃棄する」のではなく「資源を循環させながら最大限に活用する」サーキュラーエコノミー(循環経済)への転換が重要とされています。
急速な都市化と人口増加
地球の人口は今なお増加を続けています。「世界人口推計2024年版:結果の概要」によると、世界の人口は今後60年間で増加し、2024年の82億人から2080年代半ばには103億人でピークに達する見込み※5とされています。人口が増えると住む場所や生きていくための資源が必要となるため、森林伐採や土地改変が進み、自然環境と人間活動の衝突がさらに増えると考えられます。都市部のみ気温が高くなる「ヒートアイランド現象」などの問題も発生します。人口が増加しても環境に負荷をかけすぎない、持続可能な都市設計が必要となっています。
農業畜産の影響
牛のゲップから出るメタンガスは、二酸化炭素以上の温室効果を持つガスとして知られています。また、農業では収量を上げるための化学肥料や農薬の使用も問題視されています。しかし、人口増加に伴い食料需要は増加しているため、畜産や農業を減らしていくのは現実的ではありません。そこで、メタン産生を抑制する資材や添加物を活用したり、環境にやさしい肥料を使ったりなど、環境配慮型の農業や畜産業への転換が注目されています。
個人の生活習慣の変化
環境問題は地球規模の大きな課題であるため、個人個人で見ると「自分には関係ない」と意識が薄くなってしまいがちです。しかし、毎日の電力消費や車を使った移動手段、無駄な廃棄行動など、ひとつひとつの小さな行動が積み重なって環境問題へとつながっている可能性があります。個人が何気なく行っている無意識の選択の積み重ねが、環境負荷を高めているのです。一人ひとりにできることは少なくても、日常の小さな行動の見直しが環境を守ることにつながります。
日本の環境問題への取り組みの事例

環境問題は、原因と結果を踏まえてしっかりと対策していかなければ解決できない課題です。そのため、日本でも様々な取り組みが行われています。日本で行われている主な取り組みについて、以下で解説します。
再生可能エネルギー推進
化石燃料に頼りすぎない電力供給を実現するために、脱炭素政策の中心として太陽光発電や風力発電の導入が拡大しています。また、この対策は日本のエネルギー自給率向上にも寄与すると考えられています。日本のエネルギー自給率は2019年度で12.1%※6と各国と比べても低い水準となっているため、クリーンなエネルギーで自給率を上げることができれば、環境問題だけではなくエネルギー問題の解決にも寄与できるでしょう。ただし、再生可能エネルギーはコストと安定供給にまだ課題が残るため、これらの解決が必要とされています。
プラスチック削減政策
前述した通り、プラスチックごみは生態系を脅かす原因ともいわれており、対策が必要な課題です。そこで日本では、レジ袋有料化やプラスチックストローの削減などの施策が導入され消費者の意識変化を促しています。それに伴って企業側の素材転換も進んでおり、プラスチック不使用のものなども増えてきています。しかし、長くプラスチック製品を使ってきた分、素材の転換には反発も生まれています。実効性の向上が今後の焦点だといえるでしょう。
省エネ効率化
一人ひとりが使用するエネルギーを減らすことは環境を守ることにつながりますが、猛暑などの気候変動が起きている昨今、ただ使用量を減らすだけでは健康面の問題などが出てきてしまいます。そこで、技術の進歩によって開発された高効率の家電製品や断熱性能の高い建築物などの普及が進んでいます。日本企業の技術力が活かされたこれらの対策は、温室効果ガス排出削減効果や省エネ効果が高いとされています。一人ひとりの行動変容と組み合わせることで、より省エネ効率化を図ることができるでしょう。
環境教育の推進
環境問題がどのような結果をもたらすかを知らなければ、普段の生活で意識されることはほとんどなく、一人ひとりの行動変容にもつながりません。そのため、学校や自治体では環境問題に対する教育強化が進んでいます。環境問題へ取り組んでいくための鍵は、知識と実践の両立です。若年層の環境問題に対する意識を高め、持続可能な社会を守る行動へと変えていく長期的な効果が期待されています。
企業のESG経営
ESG経営とは、
- 環境(Environment)
- 社会(Society)
- ガバナンス(Governance)
の3つの要素を重視する経営方法です。
2006年にコフィー・アナン国連事務総長(当時)が金融業界に向けて提唱したことから始まり、ESG経営によって長期的な企業の発展・成長に多大な影響を与えるとされています※7。環境配慮型の経営が評価指標となっており、投資家の視点でもESG経営を取り入れているかどうかは重視されます。持続的成長との両立を目的として、サプライチェーン全体での対策が進んでいます。
環境問題解決のための日常での取り組み

前述した通り、環境問題の課題解決のためには一人ひとりの意識改革や行動変容がとても大切です。ここでは、個人でもすぐに実践できる取り組みについて紹介します。
省エネルギーの実践
節電や高効率家電の使用は即効性が高い方法だといえます。特に古い家電を使い続けている場合は、省エネを意識した新しいものに買い換えることで、大きな節約効果が期待できます。また、使用エネルギー量を減らすだけでなくコスト削減効果もあるため、生活費の節約にも役立つでしょう。家庭からの排出削減に直結するうえ無理なく継続できるため、すぐにでも取り入れたい方法のひとつです。
ごみ削減のためのリサイクル
地域によって細かいルールは異なりますが、家庭用ごみを出す時は「可燃ごみ」「不燃ごみ」「プラスチックごみ」「瓶・缶」などの分別が進んでいます。分別して回収することで資源の再利用を行いやすくなり、サーキュラーエコノミー(循環経済)への第一歩だといえるでしょう。また、過剰包装の回避もごみ削減に有効です。簡易包装の商品を選ぶなど、日頃からごみを削減する意識を持つことが結果を左右します。
環境配慮型商品の選択
現在、環境に配慮された商品やサービスの開発が進んでいます。その目印となるのが環境負荷の低減に役立つかを示すマークや目印である「環境ラベル」です。環境ラベルには以下のような種類があります。
- エコマーク
- CFPプログラム
- エコリーフ
- バイオマスマーク
- カーボン・オフセット認証マーク
消費者としてできるのは、エコラベルや再生素材製品を選択することです。この選択を続けることにより市場全体に影響を与え、企業がより環境配慮型商品を開発するという社会へ変わっていきます。長期的視点での判断が求められる対策です※8。
水資源の節約
日本は水資源に恵まれた国であるため、水の節約の意識が低いかもしれません。2010年の調査によると、特に20代の節水意識が低く
20代:50.3%
30代:41.7%
40~60代:32.0~34.7%
という結果が出ています※9。
節水はエネルギー削減にもつながり、給水や浄水の負荷軽減にも寄与します。水も大切な資源のひとつだという意識を持ち、無駄遣いを見直すことが大切です。日常的に実践しやすいため、ぜひ取り入れていきたい対策だといえます。
マイボトルやウォーターサーバーの活用
ペットボトル飲料は手軽に購入でき容器もすぐに捨てられて便利ですが、プラスチックごみを増やす原因となります。ペットボトルを大量に購入するのではなく、マイボトルやウォーターサーバーを活用することでペットボトルの消費を削減し、継続的な廃棄物削減が可能となります。家庭や職場での導入ハードルも低いため、利便性と環境配慮を両立するために導入を検討するのもよいでしょう。
ウォーターサーバーを導入するならウォーターワン クリアがおすすめ

水資源の節約やペットボトルの使用削減には、ウォーターサーバーの導入が有効です。特に水道水を利用する浄水型ウォーターサーバー『ウォーターワン クリア』は、ペットボトルを使わないため環境にやさしい製品だといえるでしょう。
『ウォーターワン クリア』は、高性能フィルターを搭載しており、水道水を注ぐことで不純物を除去した浄水を利用できます。ペットボトルを購入する必要がなくなるためプラスチックごみの削減に貢献できるうえ、毎日おいしいお水を手軽に利用することができます。ボトルの配達がないため、受け取りの手間や保管スペースの心配も不要です。ミネラルウォーターの買い忘れや無駄買いの心配もなく、効率的で持続可能な消費行動につながるでしょう。
また、2段階の節電モードを選択することで消費電力を抑えることができ、高い省エネ効果も得られます。
地球の未来を考え、環境負荷の低減と日常の快適性を両立したい方は、ぜひ『ウォーターワン クリア』の導入を検討してはいかがでしょうか。
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参考文献
- ※1:朝日新聞 ADGs ACTION「環境問題とは|八つの種類と原因・影響、SDGsとの関連を詳細解説」
- ※2:環境省「大気汚染が引き起こす問題」
- ※3:株式会社サンプラテック IREMONO「プラスチックの歴史を知ろう!はじまりから現在までを詳しく解説」
- ※4:ENERES「図解でわかる!日本の発電割合(2025年公表データ)」
- ※5:国際連合広報センター「世界の人口は今世紀中にピークを迎える、と国連が予測(2024年7月11日付 国連経済社会局プレスリリース・日本語訳)」
- ※6:経済産業省 資源エネルギー庁「2021―日本が抱えているエネルギー問題(前編)」
- ※7:株式会社 日立ソリューションズ・クリエイト「ESG経営とは? 意味やメリット・事例などを解説」
- ※8:環境省 ecojin「環境に配慮した製品選びに「環境ラベル」を活用しましょう」
- ※9:日本経済新聞「20代の半数が「節水せず」 三大都市圏調査」




