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コーヒーや緑茶に含まれる成分のひとつ「カフェイン」。寝る前にコーヒーを飲みすぎると目が冴えてしまうのは、カフェインの作用によるものです。よく名前が挙げられる成分なので、「なんとなく働きを知っている」という人も多いでしょう。
カフェインは適量の摂取であれば集中力や覚醒作用をもたらす有用なものですが、過剰に摂取すると体に悪影響を及ぼすことがあります。例えば、日頃からカフェインを含む飲料を大量に飲んでいる時に吐き気や動悸、頭痛などの症状が現れる場合は、カフェイン中毒が疑われます。
そこでこの記事では、カフェインの過剰摂取による不調の原因や対処法、予防策と、カフェインの摂りすぎを抑えるための『ウォーターワン クリア』の活用法をご紹介します。
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カフェインを摂りすぎると起きる体の異変とは?

カフェインはコーヒー豆や茶葉などに含まれているため、主な摂取源はコーヒーやお茶だといわれています。近年ではエナジードリンクなどの清涼飲料水に人工的に添加されている場合も多く見られます。
カフェインは神経を鎮静させるアデノシンという物質と構造がよく似ており、アデノシンの働きを阻害することで神経を興奮させる作用があります。カフェインの過剰摂取によって中枢神経が刺激されすぎると
- 動悸
- 不安感
- 興奮
- 不眠
- 吐き気
- 下痢
- 胃の不快感
など、消化器系にまで症状が及ぶ場合があります。また長期的に摂取を続けると、心拍数の上昇や血圧上昇など循環器にも影響を及ぼすリスクがあるとされているため、過剰摂取は避ける必要があります※1。
飲み物に含まれているカフェインの量とは

カフェインはそれぞれの飲み物によって含まれる量が異なります。農林水産省が調べた食品中のカフェイン濃度を確認すると
エナジードリンクまたは眠気覚まし用飲料(清涼飲料水) | 32~300mg/100mL |
---|---|
コーヒー(浸出液) | 0.06g/100mL(=60mg/100mL) |
インスタントコーヒー(粉末) | 4.0g/100g(2g使用した場合、1杯当たり80 mg) |
玉露(浸出液) | 0.16g/100mL(=160mg/100mL) |
せん茶(浸出液) | 0.02g/100mL(=20 mg/100mL) |
ほうじ茶(浸出液) | 0.02g/100mL(=20 mg/100mL) |
玄米茶(浸出液) | 0.01g/100mL(=10 mg/100mL) |
ウーロン茶(浸出液) | 0.02g/100mL(=20 mg/100mL) |
紅茶(浸出液) | 0.03g/100mL(=30 mg/100mL) |
抹茶(粉末) | 3.2g/100g(お湯70 mLに粉末1.5 gを溶解した場合、カフェイン含有量48mg) |
となっています※1。
なかでも、特にカフェイン量に幅があるのがエナジードリンクをはじめとするカフェイン入り清涼飲料水。これらは製品によって差があり、多いものではコーヒーの5倍にもなる300mg(100mLあたり)近い量が含まれているものもあります※2。
1日に摂取してよいカフェインの量とは

カフェインの摂取量について、日本では過剰摂取に対する注意喚起は行われているものの、明確な摂取量目安については定められていません。しかし、カフェイン摂取については日本だけではなく国際機関でも注意喚起が行われており、カナダ保健省(HC)では
- 健康な成人は最大400mg/日(コーヒーをマグカップ(237mL入り)で約3杯)までとする。
- 妊婦や授乳中、妊娠を予定している女性は最大300mg/日(マグカップで約2杯)までとする。
- カフェインに対する感受性が強い子どもは、4~6歳は最大45mg/日、7~9歳は最大62.5mg/日、10~12歳は最大85mg/日までとする。
などの細かな基準が定められています※3。
他にも、カフェインを多く含む清涼飲料水はアルコールと一緒に摂取しないようにしましょう、という注意喚起なども行われています※4。
気持ち悪くなってしまうカフェインの摂取量はどれくらい?

米国食品医薬品局(FDA)では、健康な大人の場合1日あたり400mg(コーヒーでは4~5カップ程度)までであれば健康への危険な悪影響はないとしています※1。しかし、これはあくまで健康な成人であった場合。妊娠中や子どもの場合は、さらに少なくなる点に注意が必要です。
また、カフェインがどの程度体に作用するかは、カフェイン感受性といわれる遺伝子による個人差があります。近年の研究によると、 日本人の4人に1人がカフェインを摂ることで不安感が表れやすい遺伝子タイプの持ち主であることが明らかになっているそうです。摂取量には個人差がありますが、カフェイン感受性が高い人の場合は100~150mgでも不調を感じたり心が不安定になったりする恐れがあるため注意が必要です※5。
カフェインを摂取しすぎるとカフェイン中毒になる?

カフェインの過剰摂取による主な症状には、
- 不眠
- 動悸
- 興奮
- 震え
- 吐き気
- パニック発作
などがあるといわれています※6。
また、カフェインを短時間で1~3g以上摂取すると、上記に挙げた症状が増強され中毒症状になります。さらに5g以上摂取すると、例えば心臓への作用が増強されてしまった場合、心拍数が1分あたり140回を超えて血圧が下がりショック状態になるほか、不整脈が生じて心臓が止まる危険性も。このように、急性カフェイン中毒は命に関わる危険なものなのです。
通常のコーヒーであれば、前述の中毒症状を引き起こすには短時間に11~33杯以上飲まなければいけません。ここまで多くのコーヒーを飲むことは難しいでしょう。しかし、高濃度のカフェインを含むエナジードリンクであれば、もっと少ない量で過剰なカフェインを摂取できます。短時間に摂りすぎないよう、間隔を空けながら適度な量を摂取することが大切です。
カフェインを摂りすぎて気持ち悪くなる主な原因

カフェインは摂取する状況や体調によって、体に及ぼす影響が変わることがあります。カフェインをたくさん摂ったからといって、いつでも気持ち悪くなるわけではないのです。そこで、どんな時にカフェインを摂りすぎると気持ち悪くなりやすいのか、主なケースについてご紹介します。
空腹時にカフェインを摂取した
胃が空の状態でカフェインを摂ると胃酸の分泌が過剰になり、胃が荒れる原因になってしまいます。また、胃酸が胃粘膜を刺激することで、吐き気を催す・胃がむかむかする・腹痛などを感じる場合があります。ブラックコーヒーや濃い緑茶などは胃腸に負担をかけやすいため、空腹時は避けた方が良いでしょう。特に、もともと胃の調子が悪い人は、コーヒーやお茶は「食事と一緒」もしくは「食後」に飲むようにしましょう。
一気に大量のカフェインを摂った
前述した通り、短時間でのカフェインの過剰摂取は命に関わる危険な行為です。特に人工的にカフェインが添加されたエナジードリンクやカフェイン錠剤の多用は、短時間での過剰摂取につながるので注意が必要です。一気飲みなどの習慣があると体に大きな負荷がかかり、頭痛・めまい・不安感などの症状が現れるリスクが高まります。また、成長期の子どもはカフェインの影響を受けやすいため、エナジードリンクは避けましょう※7。
脱水状態によるカフェインの利尿作用
カフェインには利尿作用があるため、体内の水分が尿として排出されやすくなります。健康な状態であれば、適量のカフェイン摂取で脱水症状を引き起こすほどの影響はありませんが、もともと水分が不足している状態の場合は脱水症状が強まり、気分が悪くなる可能性があります。また、過剰に摂取すれば健康な状態でも悪影響を及ぼすため、カフェインを摂る際はお水も同時に飲むことを心がけましょう※8。
カフェインで気持ち悪くなったときの対処法

普段はカフェインの摂りすぎに気をつけていても、仕事に集中してコーヒーを飲みすぎたり、おしゃべりに夢中になってお茶を飲みすぎたりということもあるでしょう。
気分が悪くなったり吐き気がしたりなどカフェイン摂りすぎの症状が出たら、まずはカフェインの摂取をやめて、静かな場所で安静に過ごすことが基本です。水分をしっかり摂ることでカフェインの症状を和らげることができるため、常温の水を少しずつ飲み、体内のカフェイン濃度を下げましょう。
無理に吐く行為や、さらにカフェインを摂って症状をごまかそうとする行為は体に負担をかけるため厳禁。上記の対応を試しても症状が改善しない時は、早めに医療機関を受診しましょう。
カフェイン摂取後の体調管理にはウォーターワン クリアが最適

カフェインを摂取した後にさらに水分を摂ると利尿作用が抑えられるほか、カフェインの症状を和らげる効果が期待できます※8。カフェインを摂取した後は、良質な水の摂取がおすすめだといえるでしょう。そこでぜひ活用していただきたいのが、浄水型のウォーターサーバー『ウォーターワン クリア』です。
『ウォーターワン クリア』は2段階の高性能フィルターを搭載しており、水道水に含まれるトリハロメタンや残留塩素、PFASなどの不純物をしっかり除去します。不純物を除去した浄水は胃腸への刺激が少なく、体にやさしいお水になっているため体への吸収がスムーズです。特にぬるま湯や常温水は胃への負担が少ないため、カフェイン摂取後の水分補給にも適しています。『ウォーターワン クリア』なら、浄水された常温水をすぐに使うことができます。
タンクに水道水を注ぐだけでたっぷり浄水が使えるのもメリットのひとつ。8ヶ月に1回フィルターを交換した場合は毎⽇約10.5Lもの量を浄水可能なので、普段の飲み水から調理用のお水までおいしい水を幅広く活用できます。
さらに、温水は自動でロックがかかるため、小さなお子さまがいるご家庭でも安全に使用可能です。毎日の暮らしにおいしく安全なお水を取り入れたい人は、浄水型のウォーターサーバー『ウォーターワン クリア』をぜひチェックしてみてください。
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参考文献
- ※1:生活農林水産省「カフェインの過剰摂取について」
- ※2:消費者庁「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」
- ※3:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
- ※4:消費者庁「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」
- ※5:働く女性の健康支援事業 事務局「カフェイン・アルコールの影響について」
- ※6:国分寺イーストクリニック「カフェイン中毒」
- ※7:武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科「【子どもにエナジードリンクはNG】中学生までは避けたい理由と、親が知っておきたいカフェインの影響」
- ※8:好生医院「脱水予防にカフェイン入りの飲み物は有効?」