ウォーターワン クリアが執筆しています
近年、地球規模で様々な環境問題が課題として挙げられており、なかでもマイクロプラスチック問題は世界各国で規制されるなどの取り組みが進められています。そんなプラスチックごみ問題が深刻化するなか、環境にやさしい代替素材として注目されているのが「Ooho!(オーホ)」という食べられる水ボトルです。
Ooho!は100%海藻由来の薄い膜に包まれた“つかめる水”“食べられる水”で、実は材料さえ揃えばご家庭で作ることも可能です。そこでこの記事ではOoho!の特徴や作られた背景、作り方をご紹介します。また、日常生活でプラスチックごみを減らす取り組みとして、環境問題に配慮したウォーターサーバー『ウォーターワン クリア』も併せてご紹介します。
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Ooho!(オーホ)とは?

Ooho!は2014年頃にロンドン在住の3人の学生が開発したアイデアで、海藻由来の膜で水を包んだ“食べられるカプセル状の容器”です。中に閉じ込めた水ごと食べられるだけでなく、穴を開けて中身をすすることもできます。さらに、非常に丈夫で製作のコストもかなりリーズナブルに抑えられるため、環境にもお財布にも“エコな容器”だといえるでしょう※1。
現在、Ooho!はロンドンのNOTPLA社(元Skipping Rocks Lab社)によって様々な展開がなされています。着々と実用化が進められており、2018年にロンドンで行われたハーフマラソン大会では、水分補給に使い捨てのプラスチックカップではなくOoho!を用いた実績もあります※2。
Ooho!には水以外にもジュースやスポーツドリンク、カクテルなどを入れることが可能なため、今後様々なシーンでの活用が考えられていくでしょう。
Ooho!(オーホ)は何がすごい?

Ooho!の原料は海藻から抽出される「アルギン酸ナトリウム」と「乳酸カルシウム」のふたつです。
海藻に含まれる多糖類のひとつで、古くから増粘剤やゲル化剤として使われてきた成分。
食品衛生法に基づき安全性が確認されている「指定添加物」のひとつ。調味料やカルシウムの栄養強化などの目的で使用される。
どちらも古くから食べられてきた成分で、人体にとって問題はありません。
Ooho!はそのまま食べても良いですが、道端に捨てたとしても自然食品と同じく4~6週間で分解されるといわれています※2。環境への負荷が極めて少なく、プラスチックごみのようにいつまでも分解されず生態系に影響を与える可能性は極めて少ないといえます。さらに、ペットボトル以上に小型で持ち運びやすく、イベント時の配布やアウトドアにも便利です。
Ooho!(オーホ)はなぜ作られた?

Ooho!が開発された背景には、世界的なプラスチックごみ問題があります。
プラスチックの歴史は、1860年代のアメリカの印刷工から始まりました。最初は、セルロースを原料とする半合成樹脂「セルロイド」として実用化されましたが、その後も研究は進み1907年には現代のプラスチック製品の主流となる「天然素材を使用しないプラスチック」が誕生しました※3。
現代ではもはや生活に欠かせないほど、プラスチックは身近な存在になっています。しかし、プラスチックは自然環境でほとんど分解されず、海洋汚染などの深刻な環境問題を引き起こす原因となることが問題視されています。1950年以降に世界で生産されたプラスチックは83億トンを超える量があり、そのうち63億トンがごみとして廃棄されたといわれています。しかしプラスチックの廃棄は、埋め立てに使われるか海へ投棄されているため、毎年約800万トンものプラスチックごみが海に流出しているのです。このままのペースで流出が続けば、2050年には海の中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えると試算されています※4。
そして、日本のプラスチックごみ廃棄量はなんと世界2位。プラスチックごみを減らすためには、一人ひとりが日常から意識する必要があります。しかしプラスチックはとても便利なため、ペットボトルなどを今すぐ手放すのは難しいかもしれません。そんななか「誰でも手軽に使えるエコな容器」を目指して生まれたOoho!は、プラスチックの代替としてごみ削減に大きく役立つ発明だといえるでしょう。
Ooho!(オーホ)の作り方

Ooho!作りには特殊な技術が必要だと感じるかもしれませんが、実は材料さえ揃えばご家庭でも簡単に作ることができます。ここでは、Ooho!の作り方についてご紹介します。
準備するもの
まずはOoho!作りに必要なものを準備しましょう。
- 空のボトル…1本(容量300mL以上)
- アルギン酸ナトリウム…2g
- ウォーターワン クリアのお水…200mL
- ボウル…1つ
- 乳酸カルシウム…5g
- ウォーターワン クリアのお水…800mL
- お玉(大きなスプーンでもよい)
- あくとりお玉(ざるなどでもよい)
- ボウル…1つ
- ウォーターワン クリアのお水…500mL※5
アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムはスーパーなどには売っていないため、大手ネット販売サイトなどで購入すると良いでしょう。
作る手順
上記のものを準備したら、いよいよOoho!作りです。下記の手順で行いましょう。
1)空のボトルにアルギン酸ナトリウム2gとウォーターワン クリアのお水200mLを入れ、蓋をしっかり閉めてよく振り混ぜます。白いダマがなくなり見た目が透明になるまで、20分程度放置しましょう。
2)(1)を放置している間、ボウルに乳酸カルシウム5gとウォーターワン クリアのお水800mLを入れてお玉やスプーンなどでよくかき混ぜて溶かします。
3)完全に溶け切ったアルギン酸ナトリウム水溶液をお玉に注ぎ、乳酸カルシウム水溶液の中にそのまま沈めます。膜ができたらお玉から外し、10~20分程度浸けておきます。
4)膜が十分な硬さになったらあく取りお玉で優しくすくい、何も溶かしていないウォーターワン クリアのお水が入ったボウルに数十秒浸ければ完成。
Ooho!の中には、アルギン酸ナトリウムを溶かした水溶液が閉じ込められます。アルギン酸ナトリウムは無味無臭なので、味にはほとんど影響を及ぼしません。
水以外でもジュースにアルギン酸ナトリウムを溶かすと、ジュースが閉じ込められたカラフルなOoho!を作ることができます。お子様と一緒に、アイデアを出しながらいろいろと作ってみるのもおすすめです。
環境問題を考えるならウォーターサーバーの検討も

私たちの暮らしには、ペットボトル用品が溢れています。特に飲み物に関していえば、自動販売機やスーパー、コンビニエンスストアなどで1日に何本もペットボトルを購入することも珍しくないでしょう。しかし、何気なく捨てているプラスチックごみが大量に海に流出し、海洋汚染などを引き起こしているのです。
ペットボトルは確かに便利ですが、少しでもごみを減らすために、ペットボトル飲料を買う代わりにご家庭や職場にウォーターサーバーを設置してはいかがでしょうか。コップなどに注いで使うためプラスチックごみの削減が期待できるほか、必要な分だけを注げるので飲み物の無駄な廃棄も防げます。また、マイボトルと併用することで外出先でもエコで便利な水分補給が可能となります。
エコでおいしいお水を飲むならウォーターワン クリアがおすすめ

プラスチックごみを減らす観点からいえば、日頃の水分補給にはペットボトルのミネラルウォーターではなく、ウォーターサーバーを利用する方が良いでしょう。そこでおすすめしたいのが、『ウォーターワン』の浄水型ウォーターサーバー『ウォーターワン クリア』です。
『ウォーターワン クリア』は水道水を注ぐだけで使える浄水型ウォーターサーバーなので、定期的なお水の受け取りは不要で手軽に使うことができます。2段階の高性能フィルターを搭載しており、水道水に含まれるトリハロメタンや残留塩素、PFASなどの不純物をしっかり除去できるうえ、1日約10.5Lもの量を浄水可能なためマイボトルに入れたり料理に使ったりしてもたっぷり使えます。ご自宅の水道水が飲みやすく美味しいお水になり、同時にペットボトルのごみを減らすことができる優れものです。また、ペットボトルのミネラルウォーターを購入するよりもリーズナブルというメリットもあります。
手軽に使えて環境にもやさしい『ウォーターワン クリア』を、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
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