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			出産後、なかなか母乳が出ずに不安になる母親は少なくありません。特に初産の時は何もかもが初めてだらけで、「母乳が出なかったり少なかったりしたらどうしよう…」と産む前から心配になってしまう人もいるでしょう。母乳が出ない原因はひとつではなく、体質で出にくいという人もいれば、生活習慣や精神的な要因が複数関わって出にくくなっている場合もあります。
			
			特に、寝る間もなく育児しているとつい自分のことは後回しになって、きちんとケアできていないというケースも多くあるでしょう。そこでこの記事では「母乳が出ない原因と対策」を整理しながら解説。授乳中に欠かせない水分補給に役立つウォーターサーバー『ウォーターワン』も併せてご紹介します。
		
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母乳はいつから出始める?

			出産するとすぐに母乳が出るようになると思いがちですが、実はそうではありません。
			そもそも母乳が作られるメカニズムとは、
		
- 乳房にある乳腺葉に血液が運ばれ、血液の成分から母乳が作られる。
- 乳管を通って赤ちゃんが母乳を吸う。
- 赤ちゃんが母乳を吸うとその刺激が母親に伝わり、母乳を作り出すホルモン(プロラクチン、オキシトシン)が分泌される※1。
			となっています。
			初乳は透明から黄色で粘り気がありますが、赤ちゃんが吸うことで安定して母乳が作られるようになり、白色に変化して量も増えていきます。母乳をしっかり出すためには、赤ちゃんが吸うという動作が欠かせないのです。
			
			ちなみに、初乳は妊娠中から作られており、通常の母乳に比べるとタンパク質が多く、糖分や脂肪、カロリーが控えめです。免疫物質が豊富に含まれているため、ぜひ赤ちゃんに飲ませると良いでしょう※2。
		
母乳が安定的に出るようになるのは?

			透明から黄色で栄養豊富な初乳が分泌されるのは、個人差はありますが出産後2~3日間ほどだといわれています。その後は含まれる成分が徐々に変化して、脂質や乳糖が豊富な成乳へと変わっていきます。量が安定するまでは出産後2週間~1ヶ月程度かかることが多いとされていますが、授乳の回数や母親の体調により、出る量は変わってしまいます。
			
			前述した通り、赤ちゃんが吸うことによって母乳を作り出すホルモン(プロラクチン、オキシトシン)が分泌されるため、しっかり飲んでもらうことはとても重要です。さらに、乳房に母乳を溜めたままにすると、母乳に含まれる「乳汁産生抑制因子」の働きで分泌量が減ることも知られています。赤ちゃんにしっかり飲ませながら、飲みきれなかった分も出し切る必要があります※3。
		
母乳が出ない原因

母乳は母親の血液から作られるものなので、母親が水分不足に陥っていたり疲れていたりすると出にくくなることがあります。あらかじめ母乳が出にくくなる原因を知り、事前にきちんと対策しましょう。
母体の水分不足
母乳の9割は水分でできています。そもそも母乳の原料となる血液も、約9割が水分です※4。つまり、水分不足は母乳を作るための原料不足に直結し、分泌量を直接的に減らしてしまう大敵だといえます。授乳中は特に水分を失いやすくなるため、普段より多くの水分が必要となります。意識的にたっぷり水分を補うよう、注意する必要があるでしょう。
睡眠不足や疲労
生まれたばかりの新生児の授乳は、およそ3時間に1回が目安とされています※5。母乳メインの育児の場合は母親が数時間毎に起きなければならず、睡眠不足になりがちです。疲労が蓄積するとホルモンバランスが乱れ、母乳が出にくくなる原因に。特に疲れやストレスは母乳を作り出すホルモンの分泌を止めてしまうこともあるため、母親の休養が不足すると悪循環に陥る可能性があります。
栄養バランスの偏り
母乳の分泌にはたんぱく質や鉄分、ビタミンなどが必要だといわれています。新生児の世話に追われる母親は、ゆっくり食事が摂れないということもあるでしょう。しかし、偏った食事は母乳の質や量に影響を及ぼす可能性があります。さらに、食事量が減ることで食事から補える水分まで不足する恐れも。一時も目が離せない大変な時期ではありますが、栄養豊富な母乳のためには母親もバランスの取れた食事を心がけることが重要です。
ストレスや精神的な緊張
母乳分泌にはオキシトシンやプロラクチンといったホルモンが関与しています。しかし、ストレスはこれらのホルモンの分泌を妨げ、母乳が出にくくなる要因になります。育児に追われる毎日では、ゆっくり過ごす時間をとることが難しいかもしれませんが、リラックスできる環境づくりや自分なりのストレス発散法を見つけることが大切です。
授乳リズムが安定していない
授乳の回数が少ないと乳腺が刺激されず、オキシトシンやプロラクチンなどのホルモンの分泌が促進されないため、母乳が作られにくくなります。赤ちゃんが吸うことで分泌が促進されるため、母乳を出やすくするためには頻回授乳が必要だといえるでしょう。乳房の含ませ方が浅かったり角度が悪かったりすると、思うように授乳できないだけでなく乳頭が切れることもあります。深くくわえさせ、いろいろな角度を試して飲ませやすい角度を見つけましょう。
母乳の分泌は促進できる?

頻繁に授乳することで乳腺が刺激されホルモン分泌も促進されるため、母乳が作られやすくなるといわれています。また、母乳の約9割を占める水分をしっかり摂ることも効果的です。マッサージなどを行い、体をリラックスさせることも母乳分泌に役立つので、積極的に取り入れると良いでしょう。
授乳を助けるマッサージ方法

			母乳の原料は母親の血液のため、血液の流れが悪くなると母乳が作られにくくなります。そこで、血流を良くするマッサージを取り入れることで、母乳を出やすくする効果が期待できます。
			
			特に、入浴後や体を温めた後など血流が良いときに行うと効果的。具体的な方法は以下の通りです。
		
- 肋骨から乳頭に向かって手のひら全体でさするように優しく撫で、全体をほぐすイメージで行います。
- 乳頭周り(乳輪部)を指の腹で内側にやさしく押すと母乳の通りが良くなり、赤ちゃんが吸いやすい状態になります。
- マッサージ後はそのまま授乳を行い、赤ちゃんにしっかり飲んでもらうと効果的です。
ただし、乳腺炎などトラブルがある時や痛みを感じる時は行わないようにしましょう。
母乳をあげている間は栄養バランスにも気をつけよう

授乳している時は、栄養をどんどん赤ちゃんに与えているため、気づかない間に母親が栄養不足に陥ってしまう可能性があります。また、良質な母乳を作るためにもバランスの良い栄養補給は大切です。ここでは、授乳期に母親が積極的に補いたい栄養についてご紹介します。
たんぱく質
母乳は約9割が水分で、残りは炭水化物や脂肪、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどで構成されています。たんぱく質は母乳の大切な構成要素のひとつなため、肉・魚・卵・大豆製品からバランスよく摂取すると良いでしょう。また、積極的なたんぱく質の摂取は体の回復にも役立ちます。
鉄分
出産における出血や母乳によって鉄分を消費することなどが重なり、産後の女性は特に貧血になるケースが多く見られます。さらに特に対策をせずに母乳育児を続けていると、貧血が悪化する可能性も。レバーやほうれん草、ひじきなど鉄分を多く含む食材を取り入れることが大切です。
カルシウム
骨や歯の形成に欠かせない成分であるカルシウム。赤ちゃんの丈夫な体づくりを助けるために、授乳期は母体からカルシウムが失われやすくなっています。牛乳やチーズ、ヨーグルトなどを食べて、積極的にカルシウム補給を行いましょう。
ビタミン類
母乳の質を保つためにはビタミンA・C・Eなどが必要です。ビタミンA・C・Eは緑黄色野菜などに多く含まれ、合わせて摂ることで相乗効果を発揮するといわれています。複数種類の野菜や果物を毎日の食事に取り入れるようにしましょう。
水分も不足しないようにしっかり摂取しよう

			前述した通り、母乳が出ない原因のひとつに「水分不足」があります。そのため、母乳を与えている間はいつも以上にこまめな水分補給を意識することが重要です。しかし、アルコールやカフェインを含む飲み物は母乳に影響を与える可能性があるため、避けた方がいいとされています。日常的な水分補給にはお水や白湯などが望ましいといえるでしょう。そこでおすすめしたいのがウォーターサーバー『ウォーターワン』です。
			
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