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もち米に小豆やささげを加えて蒸しあげる「赤飯」は、平安時代に食べられていた赤米をルーツに持ち、江戸時代中期ごろに一般庶民の間へ広まったといわれる日本の伝統料理です※1。お祝い事に欠かせないメニューですが「難しそう」「蒸し器が必要そう」というイメージがあるため、自宅で作るのはつい避けてしまう、という方も多いのではないでしょうか。
実は、赤飯は炊飯器でも手軽に作れます。ただし、水加減や下準備を間違えると食感や色味が安定しないことがあるため、きちんと赤飯作りの注意点を守ることが大切です。そこでこの記事では、赤飯を炊飯器でおいしく炊くコツをはじめ、材料や手順、保存方法、水選びのポイントまでを解説します。
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炊飯器で赤飯を炊く際のポイント

蒸し器を使った赤飯の作り方は、小豆もしくはささげの茹で汁ともち米を混ぜて寝かせたり、打ち水をかけながらじっくり蒸したりと調理に手間がかかります※2。蒸し器がない家では、蒸し器から準備する必要があるので大変です。しかし、実は赤飯は炊飯器でも問題なく作ることができるのです。
炊飯器での赤飯作りは、蒸し器と比較して時短で手軽に作れるというメリットがあります。ただし、普段の白米と同じように炊いてもうまくいきません。ポイントは水加減と豆の下準備にあります。
水加減
赤飯作りの際に使用するのが「もち米」です。もち米は普段使っている白米(うるち米)よりも粘り気のあるもっちりとした食感で、水分を吸収しやすいため炊く前の浸漬は不要だとされています。もち米の水加減は「もち米の体積の1.2倍」が基本です。つまり
- もち米1カップ(約150g)に対して水180mL
が適正量となります。白米(うるち米)の場合は1カップ(約150g)に対して200mLとなるため、比較すると約1割水が少ない計算になります。
もち米は吸水率が高く、水が多すぎるとべちゃべちゃに仕上がってしまうため注意が必要です。赤飯の場合は、お水だけではなく小豆の茹で汁も入れます。そのため、茹で汁と水を合わせて上記の量になるよう計量しましょう。茹で汁のみで足りる場合は、水を入れずに茹で汁のみで作っても問題ありません。
品種や新米、古米によっても水の適量は多少異なってくるため、事前にもち米のパッケージ表示を確認して必要な水の量を確認すると失敗しにくくなります。炊飯器に「おこわモード」や「赤飯モード」がある場合は、そちらの水量目盛りに従いましょう※3。
材料
赤飯づくりの基本材料は
□ 豆(小豆またはささげ)
□ 水
□ 塩
□ 酒
と、とてもシンプルです。
ささげは小豆に比べると耳馴染みがない食材かもしれませんが、日本では古くから栽培されており平安時代から「大角豆」という名前で存在したことが記録として残っています。色や形は小豆とよく似ています。小豆と違い煮ても皮が破れにくいことから、関東地方では小豆に代わって赤飯に用いられるようです※4。
それぞれの材料を個別に買い集めてもよいのですが、最近ではもち米・煮汁・調理済み小豆などがセットになった「赤飯セット」も市販されており、そちらを活用すれば失敗を減らすことができるでしょう。基本の材料は上記の通りですが、栗やさつまいもなどを加えたアレンジも可能です。また、もち米がない時に切り餅でもち米を代用して作るアレンジ赤飯もあるようです。
分量
赤飯を作る時の各材料の目安量は以下の通りです。※5
【2合分の目安】もち米2合、ささげ(または小豆)40g、水+茹で汁の合計360mL、塩小さじ1、酒大さじ1
【3合分の目安】もち米3合、ささげ(または小豆)60g、水+茹で汁の合計540mL、塩小さじ1.5、酒大さじ1.5
炊き上がった後は10分ほど蒸らして、お茶碗によそいます。仕上げにごま塩を振ると見た目のアクセントにもなるうえ、風味が増してより本格的な味わいになるのでおすすめです。
よくある失敗のひとつとして、豆の茹で汁をうっかり捨ててしまうことが挙げられます。いつものクセでつい豆をざるに上げる時に捨ててしまいがちですが、豆の茹で汁は赤飯の色づけと風味のもとになるため茹でた後に捨てないよう注意しましょう。
赤飯を炊飯器でおいしく作る方法

赤飯を炊飯器で作る時は、蒸し器で作る時と同じように小豆またはささげを下茹でした後の煮汁を活用するのがコツとなります。最近の炊飯器は「おこわモード」や「赤飯モード」があるため、それらを上手に利用しましょう。
① 豆を下茹でする
茹でる前に割れた豆(小豆もしくはささげ)を取り除いて、水洗いを行います。鍋に400mL程度の水と豆を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にして20分ほど茹でましょう。20分後、1粒食べて火の通りを確認します。この時、食感が硬くても中までしっかり火が通っていれば問題ありません。茹で汁は赤飯の色と風味付けに使用するため、豆をざるに上げる際に捨ててしまわないように注意しましょう。
ちなみに、小豆を使う場合は一度茹で汁を捨てる「(茹でこぼし/渋きり)」を行うのがポイントです。茹でこぼしをしてから改めて茹でることでアクや苦味を取り去ることができ、おいしく仕上がります。ささげの場合は茹でこぼしは不要です。
② もち米を洗う
もち米にかぶる程度の水を入れ、指先で軽く回すように洗いましょう。もち米はうるち米より割れやすいため、力を入れすぎず両手でやさしくもむようにして洗うのがポイントです。洗いは2回程度ですませましょう。蒸し器で作る際は浸漬を行いますが、炊飯器で炊く場合は浸漬を行うとべちゃっとした仕上がりになりやすいため、基本的には浸漬なしで炊くのがポイントです。
③ 茹で汁と水を合わせて計量する
豆(小豆もしくはささげ)を茹でた後に取っておいた茹で汁に水を加え、合計360mL(2合の場合)にします。茹で汁が十分にあれば、水と混ぜ合わさずに茹で汁のみで炊いて問題ありません。米と茹で汁を炊飯器の内釜に加えた後、分量の塩と酒を加えて軽く混ぜ合わせておきましょう。
④ 炊飯器にセットして炊く
もち米と茹で汁を入れた内釜の表面に、茹でた豆(小豆もしくはささげ)を散らします。豆は混ぜ込む必要はなく、上に乗せておくだけでOKです。材料をすべて入れたら、「おこわモード」または「赤飯モード」で炊飯を行います。炊飯器のモードについては、事前に説明書などで内容を確認しておくと失敗を防ぐことができます。
「おこわモード」や「赤飯モード」などの専用モードがない場合は、通常の炊飯モードで水分をやや少なめにして炊きましょう。たくさん炊くと重みでもち米が潰れてしまうため、一度に炊く量は3合以下が目安とされています。
⑤ 炊き上がったらすぐに混ぜる
炊き上がったら10分ほどそのまま蒸らした後、しゃもじで底から返すように切り混ぜましょう。力を入れず軽くさっくりと混ぜるのがコツです。放置するともち米がくっついて食感が損なわれるので、すぐに食べない時でも混ぜ合わせは忘れずに行いましょう。
赤飯の保存方法と保存期間

常温保存は当日中が目安です。デンプンを多く含む赤飯は冷蔵庫の温度ではデンプン質が劣化しやすく、食感が悪くなってしまうため冷蔵保存はあまりおすすめできません。すぐに食べない場合は、冷凍保存が最も適しているといえるでしょう。
- 温かいうちに茶碗1杯分ずつ小分けにしてラップに包む。この時、赤飯を平らに広げてふっくらと包むのがポイント。
- 粗熱がとれたら冷凍庫で保管。冷凍で1ヶ月程度保存可能。
- 食べる時はラップのまま電子レンジで温めればOK※6
時間がある時は、ある程度自然解凍してから蒸し器で温めなおすと炊き立てのようにふっくら仕上がり、よりおいしく食べることができます。
赤飯をおいしく作るならお水にもこだわろう

もち米は水を吸収しやすいため仕上がりの味が水質の影響を受けやすく、より味わいにこだわるならお水選びから行うことが大切です。もち米や豆が本来持っている風味を引き出すには、雑味が少なく素材の味を引き立てる軟水が相性がよいといえます。そこでおすすめしたいのがウォーターサーバー『ウォーターワン』です。
富士山・南阿蘇・島根・沖縄の国内4つの採水地から選べる『ウォーターワン』の天然水は、いずれも赤ちゃんから大人まで飲みやすい軟水または超軟水です。料理のお水として使うことで、出汁の旨味を引き立て、米や野菜の味もまろやかに仕上げることができます。また、不純物が少なく雑味のない味わいなので、赤飯作りにもぴったりです。
日常の飲み水としてだけでなく、炊飯や味噌汁、煮物などの調理に使うことで、家庭の味をワンランク上げることができる『ウォーターワン』を、この機会にぜひ検討してみてください。
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福岡県福岡市在住。広告制作会社勤務の後、自ら制作会社を立ち上げ広告制作から記事執筆、ディレクションなど幅広い業務に携わる。食品をはじめ美容成分や化粧品、雑貨、建築など、各業界の専門家に取材しながら、紙やWEBなど様々な媒体でライティングを行い、年間100件以上の記事を執筆する。
ウォーターワン編集部は、ガス・電力・ウォーターサーバーなどのサービスを展開する株式会社サイサンが運営する編集チームです。お水やウォーターサーバーに関する情報を中心に、日常生活に役立つ知識をわかりやすくお届けします。












