WaterOneコラム
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飲み水や調理用にきれいで安心な水を使いたいと考えた時、候補に挙がるのが「ウォーターサーバー」と「浄水器」です。実際、どちらを導入するべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ウォーターサーバーと浄水器はそれぞれ特徴が異なっているため、一概にどちらが良いということはなく、ライフスタイルによってどちらがおすすめかは異なります。そこで、この記事ではどのような人にウォーターサーバーや浄水器が向いているのかを分析して紹介!ウォーターサーバーも卓上型と床置き型があるため、それぞれどのような違いがあるかも併せて紹介しますので、どちらを選ぶべきか迷っている方はぜひ参考にしてください!
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ウォーターサーバーと浄水器の違いを比較
ウォーターサーバーと浄水器、「どちらもきれいな水を利用するものだから、似たようなものじゃないの?」と思っていませんか?実はこのふたつには、かなり大きな違いがあります。まずはその違いを、具体的に見ていきましょう。
水質
ウォーターサーバーと浄水器で、大きく違う点のひとつが「水質」です。ウォーターサーバーは自宅までミネラルウォーターが宅配され、そのボトルをサーバーに設置して利用します。ミネラルウォーターの内容は主に「天然水」と「RO水」。天然水は特定の水源から採取された水で、自然のミネラル成分を含んでおり、豊かな味わいが特徴です。RO水は逆浸透膜を使用して不純物をほぼ完全に除去した水で、非常に純度が高いといわれています。いずれの場合も、各メーカーがしっかりと品質をチェックしてボトリングしたものを、自宅まで配送しています。
一方、浄水器は家庭の水道水を浄化する装置であり、大元は水道水です。フィルターによって塩素や不純物を取り除いて浄水を作り出しますが、その性能や除去できる物質は機種によって異なります。また、注意したいのは、浄水器内のフィルターは消耗品であるということ。フィルター交換が適切に行われないと、内部に雑菌が繁殖してしまい、浄水を作るどころか水質が劣化してしまう可能性があります。
コスト
ウォーターサーバーと浄水器は、コストも大きく異なります。各項目でかかる費用を比較してみましょう。
初期費用
〈ウォーターサーバー〉
サーバーのレンタル代や設置料など。多くの場合、初期費用は無料または数千円程度。
〈浄水器〉
本体を購入する必要があり、その価格は数千円から数十万円と様々。特に高性能なものや工事が必要なタイプは高額になります。
ランニングコスト
〈ウォーターサーバー〉
主に水代と電気代。24Lのボトルが約2,000円〜4,000円程度で、月に数本使用することが一般的です。また、電気代は月に500円〜1,000円程度。
〈浄水器〉
水道料金とフィルター交換費用。水道料金は非常に安価で、1Lあたり約0.2円程度。フィルター交換は数ヶ月から1年ごとに行う必要があり、その費用は数千円から数万円程度かかります。
項目 | ウォーターサーバー | 浄水器 |
---|---|---|
初期費用 | 無料〜数千円(多くは無料) | 数千円〜数十万円 |
ランニングコスト |
月3,000〜5,000円 (電気代含む) |
水道代+フィルター交換費 (数千〜数万円) |
メンテナンス費用
〈ウォーターサーバー〉
ワンウェイボトルの場合は出水する際に外部の空気が入りにくい構造のため、ボトルの差し込み口や出水口の日常的なクリーニングのみで問題ありません。RO水(ガロンボトル)の場合、出水する際に外部の空気を取り込むため年に1回程度内部清掃が必要になります。手間と時間がかかりますが、多くの場合、業者によるメンテナンスサービスが提供されているため、こちらもセルフで行うのは日常的なクリーニングのみで問題ありません。ウォーターサーバーは浄水器に比べて水の品質維持がしやすく、衛生的に利用できるといえます。
〈浄水器〉
フィルター交換や本体の清掃が必要です。特に浄水器内部の汚れは、本体からパーツを取り外して、それぞれの部位に適した方法で洗浄する必要がありますが、自分で行うことができるためコストは少なく済みます。ただし、清掃やフィルターを交換しないと水質が悪化する可能性があるため、こまめなセルフメンテナンスが必要となります。
機能
次は、ウォーターサーバーと浄水器のそれぞれの機能について確認しましょう。
ウォーターサーバー
ボタンひとつで冷たい水や熱いお湯をすぐに利用できる機能です。温かい飲み物をすぐに飲みたい時や、煮物などお湯を使う料理の際に時短できて便利。赤ちゃんのミルク作りや、カップ麺の調理などにも役立ちます。
ウォーターサーバーの温水は80~90℃程度ですが、機種によっては温水をさらに高温にすることができる再加熱機能がついているものがあります。より高温のお湯を使いたい時に便利です。
電力消費を抑えるための機能で、電気代の節約につながります。電力を抑える分、温水の温度が70℃程度まで下がってしまうため、利用時には通常モードに戻して温度が上がるのを待つ必要があります。仕事で日中外出している際や就寝時などに利用すると、上手に節電ができます。
UV除菌や自動洗浄機能により、内部を清潔に保つ機能です。清掃などのセルフメンテナンスと合わせることで、長く衛生的に使用することができます。
温水は80~90℃と温度が高いため、小さな子どもが誤って出水してしまわないようにロックする機能です。長押しで解除するものや、特定の操作を行わないと温水が出ないなど、様々なタイプがあります。小さな子どもがいる家庭では、安全性を高めるために必須の機能だといえるでしょう。
浄水器
水道水から塩素などの不純物を除去して、飲みやすくします。フィルターの性能は機器によって異なるため、どのような成分が除去できるのか事前にチェックすると良いでしょう。
こちらもフィルターによる効果と同じですが、水道水に含まれる残留塩素によるカルキ臭やカビ臭を取り除く効果があります。気になる臭いを抑えることで、美味しく飲めるようになります。
デザイン
ウォーターサーバーは、大きく分けて「床置き型」と「卓上型」の2種類があります。サイズは機種によって様々ですが、特に床置き型の場合は幅・奥行き・高さとある程度サイズがあることがほとんどのため、設置スペースの確保が必要です。また、ミネラルウォーターのボトルが別途届くため、ボトルの置き場も必要になります。リターナブルボトル方式の場合は、使い終わった空のボトルも返却まで保管しておかなければなりません。そのため、ある程度まとまったスペースの確保が必要となるでしょう。
一方、浄水器は通常、シンクの脇や蛇口に取り付けるタイプが主流です。据置型、蛇口直結型、アンダーシンク型、ポット型など様々なタイプがありますが、おおむねコンパクトで目立たないデザインが多く、スペースもあまりとりません。ある程度の設置スペースを必要とするウォーターサーバーと比較すると、浄水器は小型であるため、省スペースで済むことが多いといえます。
ウォーターサーバーと浄水器のメリット・デメリット
水質やコスト、機能などに違いがあるウォーターサーバーと浄水器ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。ご自宅の状況やライフスタイルと合わせて各メリット・デメリットを検討すると、自ずとどちらを選ぶべきかがわかってきますよ。
ウォーターサーバーのメリット
ウォーターサーバーは冷水・温水機能がついているため、いつでもすぐに冷たい水も温かいお湯も利用可能です。手軽に飲み物が飲めるようになるため、水分補給を習慣化しやすくなります。また、天然水を届けてくれるタイプのウォーターサーバーであれば、毎日美味しい水が飲めるようになります。味が美味しいと、なおさら進んで水分補給するようになるでしょう。さらに、宅配型のウォーターサーバーは自宅までミネラルウォーターを届けてくれるため、重いペットボトルなどを運ぶ手間が省けます。お水は重量があるため、自分で買い出しに行こうと思ったら重労働です。定期的に自宅まで届けてもらえるのは、特に妊娠中の人や小さな子どもを持つ家庭には大きなメリットだといえるでしょう。ペットボトルとは異なり、ゴミが出づらい点もエコですよね。また、定期的に水が届くということは、いつでも備蓄水がある状態。自然災害が増えている近年、備蓄水を常に備えておけるということは、安心感にもつながります。
ウォーターサーバーのデメリット
ウォーターサーバーの大きなデメリットが、どうしてもある程度の設置スペースが必要になるという点。ウォーターサーバー本体だけではなく、予備ボトルの保管場所、リターナブルボトル方式であれば返却用の空ボトル置き場を確保しなければいけません。そして、浄水器と比較してコストがかかる点もデメリットだといえるでしょう。ウォーターサーバーは設置費用だけではなく、月々のミネラルウォーター購入代やランニングコストとしての電気代が発生します。さらに、リターナブルボトル方式で用いられるガロンボトルの場合は、定期的なメンテナンスも必要です。ワンウェイボトルの場合は不要ですが、リターナブルボトルの場合はメンテナンス費用が発生する可能性もあります。また、多くのウォーターサーバーは契約期間が設定されており、契約期間内で解約すると違約金が発生する場合があることにも注意が必要です。「ウォーターサーバーを導入してみたものの、思っていたのと少し違ったからやめる」と思っても、契約期間内の場合は数万円の解約金がかかってしまうかもしれないのです。解約の条件については、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。
浄水器のメリット
浄水器は設置したフィルターを通すことで、水道水に含まれる塩素や重金属、微生物などの不純物を効果的に除去でき、そのまま水道水を飲むよりも安全で美味しい水を得ることができます。それまでペットボトルのミネラルウォーターを購入していた場合は、浄水器を設置することで毎回購入しなくても安全な水を利用することができます。初期費用こそかかるものの、長期的に見れば、ペットボトルを購入し続けるよりもコスト削減につながるでしょう。また、浄水器は一度設置すれば、定期的なフィルター交換を行いながら継続的に使用できます。フィルター交換の頻度は機種によって異なりますが、数ヶ月から1年程度。あまり手間をかけずに、きれいな水の利用を続けられます。
浄水器のデメリット
浄水器は蛇口に取り付けるだけの手軽なものから、初期工事が必要なものまで様々。初期工事が必要な場合は、費用や時間がかかってしまいます。また、メリットの部分でもあるのですが、浄水器は定期的にフィルターやカートリッジを交換する必要があります。この交換を怠るとフィルター内部で雑菌が繁殖する恐れがあり、水質がかえって悪化してしまうため、必ず交換を行いましょう。浄水した水は消毒効果がある残留塩素が抜けてしまうため、長期間保存できず、冷蔵庫で保管しても数日以内に消費することが推奨されています。そのため、麦茶づくりなどで使った場合でも、なるべく早く飲み切るようにしましょう。他にも、水道水を利用する浄水器は、断水したら使えなくなってしまう点もデメリットのひとつ。災害用の備蓄をしたい人は、別途ミネラルウォーターの買い置きなどをする必要があります。また、ウォーターサーバーとは違い、常温水しか使用できない点も、人によってはデメリットと感じるかもしれませんね。
ウォーターサーバーと浄水器どっちがおすすめ?
それでは、ウォーターサーバーと浄水器はそれぞれどのような人に向いているのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、どんな人におすすめかを解説していきます。
ウォーターサーバーが向いている人
ウォーターサーバーはこんな人におすすめです。
ウォーターサーバーは、天然水やRO水など高品質な水が定期的に自宅まで届きます。特に、天然水はミネラル成分が豊富で味わいも抜群。高品質な水をいつでも手軽に飲みたい、と思う人には向いているでしょう。
冷水と温水を瞬時に利用できるため、飲み物や調理に便利です。時短を求める人に向いています。
宅配型のウォーターサーバーは、常に一定量の水をストックできるため、備蓄水の準備ができます。災害時にも安心だといえるでしょう。
ウォーターサーバーは、業者によるメンテナンスが行われることが多く、自分でフィルター交換などの手間が少なく済みます。またワンウェイボトルの場合は日々の簡単なお手入れのみで利用でき、さらに手軽です。
浄水器が向いている人
浄水器はこんな人におすすめです。
浄水器は初期費用が比較的安く、長期的に見てランニングコストも低く抑えられます。コストを重視する人には良いといえるでしょう。
浄水器は設置が簡単で、自宅の水道に直接取り付けられるタイプもたくさんあります。特にポット型は手軽に導入でき、スペースも取らないため、一人暮らしや小規模な家庭に向いています。ただし、蛇口直結型の場合は設置工事が必要なので手軽さは減ってしまいます。
浄水器から得られる浄水は、水道水の不純物を取り除いたものなので、料理や野菜洗浄など日常的な用途に適しています。
冷えた水が飲みたいときやお湯を使いたいときは自分で冷やしたり沸かしたりする必要があるため、それを手間に感じない人には浄水器が向いているでしょう。
ウォーターサーバーのタイプ
ウォーターサーバーには、大きく分けて卓上型と床置き型の2種類があります。同じウォーターサーバーとはいえ、卓上型と床置き型ではかなり特徴が異なるため、それぞれの違いも見てみましょう。
卓上型
卓上型ウォーターサーバーは、高さが50cmから80cm程度で、コンパクトで省スペースな設計が特徴。冷水と温水を同時に提供でき、特に限られたスペースを有効活用したい家庭やオフィスに最適です。天然水やRO水(逆浸透膜水)を提供し、月額料金は3,000円〜5,000円程度。エコモードやチャイルドロック機能が搭載され、安全性と省エネ性能が向上しています。軽量ボトルを使用するモデルでは、水の交換が簡単で、女性や高齢者でも扱いやすい設計になっています。
床置き型
サーバー自体のサイズが大きいため水タンクの容量が大きく、頻繁に水を補充する必要が少ないので家庭やオフィスでの使用に適しています。サーバー自体がスタイリッシュなデザインが多く、インテリアとして馴染みやすいのもポイントです。冷水と温水を同時に提供でき、コーヒーやお茶をすぐに淹れることができます。温水コックにはチャイルドロック機能が付いており、小さな子どもがいる家庭でも安心です。
このように、ウォーターサーバーは高品質な水と冷温水機能が魅力ですが、コストと設置スペースが必要です。一方、浄水器はコスト効率が良く省スペースですが、定期的なメンテナンスが必要という点に違いがありました。浄水器を通した水も美味しく飲めますが、特に美味しさにこだわりたい人は天然水を提供しているウォーターサーバーがおすすめです。なかでも『ウォーターワン』は、富士山、南阿蘇、島根、沖縄の4つの採水地から選べる天然水をお届けするウォーターサーバーメーカー。口当たりまろやかな天然の軟水をいつでも飲めるうえ、配送キャンセルも2ヶ月まで可能なので、水の量が調整しやすいのもポイントです。卓上型、床置き型どちらも取り扱いがあるので、ウォーターサーバーの導入を考えている人は、ぜひ検討してみてくださいね。