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ノンカフェインの麦茶は人間の体にとってはやさしい飲み物ですが、犬にとってはどうなのでしょうか?愛犬に麦茶を飲ませても大丈夫なのか、不安に思っている飼い主は多いようです。例えば犬が興味を示して飲みたがったり、人間用に置いていた麦茶をうっかり飲んでしまったりということもあるでしょう。人間と犬では必要とする栄養素が異なるため、果たして水以外の飲み物を与えてよいのか、飲んでしまった時に体に影響はないのかについてはあらかじめ知っておきたいですよね。
そこでこの記事では「犬に麦茶を与えて良いか」について解説します。さらに、愛犬の体を労る健康管理や正しい水分補給方法についても併せてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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犬に麦茶を飲ませても大丈夫?

人間の体内には、成人の場合で約60%もの水分が含まれています。体内の水分は血液として循環したり、栄養を運んで老廃物の排出を促したり、適切な体温調整を行ったりと生命維持に欠かせない働きを担っています。これは犬でも同じこと。犬も体重の約60%を水分が占めており、人間と同じように様々な生命活動維持を助けているのです※1。
犬にとって必要な水分量は
● 1日に体重1kgあたり40~60mL
が理想とされています。
体重3kgのトイプードルであれば、120~180mLのお水が必要という計算になります。
日々の水分補給が不足してしまうと
- 腎臓病
- 尿路結石
- 膀胱炎
- 歯周病
- 便秘
などを引き起こす原因になるため、積極的に水分の摂取を促す必要があります。しかし、人間と違って犬は「お水は健康に大切だから、喉が渇いていなくても意識的に飲む」ということができません。そのため、飼い主側がお水を飲んでくれるよう工夫する必要があります。
麦茶はカフェインを含まないため犬に与えても基本的に問題ありません。もしお水以外に麦茶にも興味を示すのであれば、水分補給の一環で与えてみるのもよいでしょう。飲ませる場合は無糖・無添加のものを選んでください。ただし主な水分補給は「お水」が基本であり、麦茶はあくまでも補助的な位置づけです。水入れが汚れていたり、室内の気温が低すぎたりすると飲みたがらないことがあるので、犬がストレスなくお水を飲める環境づくりを心がけることが大切です※2。
子犬や老犬の場合は?

前述した通り、麦茶にはカフェインが含まれていないため子犬や老犬に与えても基本的には問題ありません。逆に、カフェインが含まれているコーヒーや緑茶などを飲ませるとカフェイン中毒を発症して
- 急性の消化器症状
- 循環器症状
- 神経症状
などを引き起こしてしまう可能性があります※3。
カフェインによる症状が出るかどうかは飲んだ量や個体差によって様々ですが、リスクのある飲み物はあらかじめ飲ませないようにしましょう。
麦茶はノンカフェインなので愛犬にも安心して与えられますが、ミネラルを豊富に含んでいるため、胃腸が敏感な時期や体調不良時などは愛犬の体にとって負担になる場合もあります。初めて与える場合は少量から試し、体調の変化を確認しながら与えましょう。
犬が麦茶を飲むことにメリットはある?

人間にとって麦茶は水分補給やミネラル補給などのメリットが得られる飲み物です。では、犬が飲んだ時はこれらのメリットはあるのでしょうか。ここでは、犬が麦茶を飲むことによるメリットについてご紹介します。
水分補給の補助になる
犬はとても繊細でデリケートな生き物です。そのため、
- 水入れが落ちつける環境に置いていない
- 水入れが遠すぎる
- 水入れが汚れている
- 水入れが飲みにくい高さにある
- 室内の気温が低すぎる
などの原因でお水を飲まなくなることがあります。
これらの環境を整えることももちろん大切ですが、それでもあまり飲んでくれない時は、水分補給のバリエーションのひとつとして麦茶を与えてみるのもよいでしょう。お水とは異なる味や香りがあることで、喜んで飲むケースもあります。特に水分が失われやすい夏場や散歩後の水分補給としても役立てることができます。散歩に出る時は携帯用の水ボトルなどに麦茶を入れて持っていき、休憩ごとに与えると脱水症状を予防できます。
ミネラル補給につながる
犬も人間同様、ミネラルを体内で作ることができないため、食べ物や飲み物から摂取しなければいけません。一例として、以下のようなミネラルが必要です。
- カルシウム:丈夫な骨や歯、血液を育む
- リン:エネルギーの産生をサポート
- カリウム:細胞の浸透圧を維持する
- ナトリウム:糖質とアミノ酸の吸収をサポート
- マグネシウム:酵素を活性化する
などです※4。
総合栄養食のドッグフードにはこれらのミネラルが添加されていますが、麦茶にもカリウムやリンなどのミネラルが含まれているため適量であればミネラル補給のサポートになります。ただし過剰に与えると栄養バランスが崩れる可能性があるため、麦茶を与える時は人間用の2~3倍に薄めて与えましょう。
夏の暑さ対策として利用できる
近年の気温の上昇とともに、犬の熱中症に対してもこれまで以上の注意が必要となっています。犬は被毛によって熱がこもりやすく、汗をかくための汗腺が肉球や舌など限定的な部分にしかないので発汗による体温調節が難しいといわれています※5。
さらに犬は「喉が渇く」という感覚が鈍いため、脱水症状に陥りやすいという危険性もあります。だからこそ、飼い主が積極的に水分を与えることが大切です。常温または冷ました麦茶は暑い日のクールダウンに役立ちます。熱中症予防の一環として少量を与えるのは効果的です。ただし、氷を入れた冷たい麦茶は胃腸を冷やして刺激となるため、必ず常温のものを与えましょう。
犬に麦茶を与える際の注意点

犬に麦茶を与えても基本的には問題ありませんが、与え方によっては胃腸に刺激を与えすぎたり体に負担をかけたりする場合があります。健康維持に役立つ摂取にするために、以下の注意点をあらかじめ把握しておきましょう。
味付きや加糖の麦茶は避ける
麦茶は古くから親しまれてきた飲み物ということもあり、そのまま飲む以外にも様々なアレンジがあります。例えば、砂糖を加えてより香ばしさを際立たせた飲み方やフルーツなどのフレーバーを付けたものなどが多くの人に飲まれています。しかし、人間にとっては問題なくても甘味料や香料入りの麦茶は犬にとって有害となってしまう可能性があります。人間用のペットボトル飲料ではなく、必ず無添加の麦茶を与えることが大切です。新鮮な水を使って煮出した麦茶を2~3倍程度に薄めて、犬用の麦茶を作ると良いでしょう。人間が問題なく食べられるものでも犬には害になる場合があるので、安全性をきちんと確認したうえで与えることが大切です。
与えすぎない
犬の水分摂取は基本的にお水で行い、麦茶はあくまで補助として考えるべきものです。その理由は、麦茶を飲ませすぎると水分摂取のバランスが崩れるため。また、麦茶の原料である大麦は体を冷やす作用があることが知られています※6。また、麦茶には利尿作用があるカリウムが含まれており、体の熱を体外に排出するため、飲みすぎると体が冷えすぎて下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があります。濃い麦茶は犬の体に負担をかける可能性があるため、必ず2~3倍薄めたうえで与えすぎないよう注意しましょう。麦茶を飲みすぎて体調不良や下痢を起こす場合は、すぐに与えるのを中止してください。症状が続く場合は、医師に相談しましょう。
常温で与える
暑い時にハアハアと口で息をしている愛犬を見ると、「少しでも涼しく感じてほしいから」という理由でつい冷たいものを与えていないでしょうか。しかし、人間も犬も人肌程度がもっとも消化・吸収しやすい温度です。人間の腸内は37℃前後ですが、犬の場合はそれよりも少し高く40℃前後だといわれています。また、犬はもともと生きた獲物を中心に食べていたため、冷たいものを食べる習性がありません。冷えた食べ物や飲み物を与えすぎると腸の機能が低下して、下痢や嘔吐、食欲低下などを引き起こす可能性があります。麦茶に限らず食べ物も常温で与えることで体調を崩しにくくなるため、季節を問わず「ぬるめ」を意識すると安心です※7。
犬は麦茶以外のお茶はNG?
犬がカフェインを摂取すると中毒を引き起こす可能性があるため、与えるのは厳禁です。
犬の体重1kgあたりのカフェイン摂取量と症状の程度は
- 20mgで軽度の症状
- 40~50mgで重度の症状
- 60mgで発作
とされています。
ちなみに、100mLあたりに含まれるカフェイン量は
- インスタントコーヒー:約60mg(粉末2g+熱湯140mLの場合)
- 玉露:約160mg
- 煎茶:約20mg
- 紅茶:約30mg
- エナジードリンク:約30~45mg
- 栄養ドリンク:約50mg
となっており、少しでも舐めたら危険だということがわかります※8。
カフェインは犬の神経系や心臓に悪影響を与える可能性があるため、間違って舐めてしまわないよう日頃から十分に注意しましょう。犬に与えるのはお水か麦茶程度に留めるのが基本です。
犬の水分補給にはウォーターワンがおすすめ

前述したように、カフェインを含まない麦茶は犬に与えても問題ない飲み物ですが、あくまで補助的なものです。犬の主な水分補給は「新鮮なお水」が最も適しているといえます。不衛生なお水や不純物が含まれるお水を与えると下痢など消化器症状を引き起こす可能性があるため、新鮮でおいしいお水を与えることが大切です。そこでおすすめしたいのがウォーターサーバー『ウォーターワン』の活用です。
『ウォーターワン』がお届けする天然水は軟水または超軟水で、自然由来のミネラルがバランスよく含まれており、犬の体にも負担をかけず安心です。サーバーには冷水コックと温水コックがついているため、冷水と温水を混ぜ合わせて調整することでちょうど良い温度の飲み水を準備できます。また、『ウォーターワン』のお水は、素材の味をしっかり引き出すため麦茶作りにもぴったり。愛犬と一緒においしいお水で健康づくりを行いたい方は、ウォーターサーバー『ウォーターワン』をぜひお役立てください。
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参考文献
- ※1:日本ペットフード「ペットにとって大切な水分。食事といっしょに水分補給をしましょう!!」
- ※2:永原動物病院「愛犬や愛猫が水を飲まない!?┃正しい水分補給と注意すべき病気」
- ※3:Pet News Storage「【獣医師監修】犬や猫にコーヒーは厳禁!意外と怖いカフェイン中毒」
- ※4:PETOKOTO「【獣医師執筆】犬にはミネラルが必要!ミネラルを多く含む食材や必要量、不足症状などを解説」
- ※5:竹原獣医科医院「犬や猫の熱中症とは?なりやすい理由や初期症状、効果的な予防法などを詳しく解説します」
- ※6:Yomeishu「冷え性(冷え症)の改善!体を温める飲み物&飲むときのポイント」
- ※7:Team HOPE「暑い時は、犬に冷たい水や食べ物をあげたほうがいいの?」
- ※8:千葉県医師会「エナジードリンクとカフェイン」








