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乾燥する冬のシーズンなどに、よく利用されるのが加湿器です。最近ではコンパクトなサイズのものも販売されており、ご自宅に設置している人も多いでしょう。水を入れるだけで室内を加湿してくれる便利なアイテムですが、使用する水に注意が必要なことはご存知でしょうか?誤った水を選ぶと故障や汚れ、雑菌増殖の原因になり、室内が不衛生になってしまう恐れがあります。
加湿器には基本的に水道水の使用が推奨されていますが、「なぜ水道水が良いのか」その理由や仕組みを理解していなければ、うっかり違う水を使ってしまうこともあるかもしれません。そこでこの記事では、加湿器に適した水や使ってはいけない水、間違った水を使ってしまった場合に起こるトラブル、衛生的な使い方について詳しく解説します。
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加湿器の水は水道水を使わないといけない

加湿器の種類は大きく分けて以下の4種類があります。
超音波の振動を水面に伝えることで、微細なミストを発生させる。
水をヒーターで加熱して水蒸気に変え、ファンで空中に送り出す。
水を含ませたフィルターに、ファンで風を当てて水を気化する。
水を含ませたフィルターに、ヒーターとファンで作った温風を当てて水を気化する。※1
空気中に水分を送り出す仕組みはそれぞれ異なるものの、水を使うという点はすべてのタイプに共通していることがわかります。入れた水がそのまま空気中に送り出す水分となるので、「キレイなお水の方が良さそう!」とミネラルウォーターなどを使いたくなりますが、加湿器は水道水の使用を前提として設計されていることがほとんどです。
その理由は、水道水はミネラル量が少なく、内部で結晶化しにくいため故障リスクを抑えやすいからだといわれています。さらに、微量に含まれる塩素によりタンク内で雑菌が増えにくく、加湿器を衛生的に使ううえで適した水だといえます。
加湿器の水に使ってはいけない水とは

前述の通り、加湿器への使用は水道水が推奨されており、それ以外の水を使うと故障や汚れ、雑菌増殖などのトラブルの原因になることがあります。どのような水を使うとどんなトラブルが起こるのか、具体的に見ていきましょう。
ミネラル量が多い硬水
水の硬度は「水の中に比較的多く含まれるミネラル成分のカルシウムとマグネシウムの合計含有量」で表されます。
WHOの飲料水水質ガイドラインでは
- 硬度60mg/L未満:軟水
- 硬度60〜120mg/L未満:中程度の軟水
- 硬度120〜180mg/L未満:硬水
- 硬度180mg/L以上:非常な硬水
と分類しています※2。
硬水には
- 石鹸が泡立ちにくい。
- お肉が柔らかくなる。
- アクがよく出て臭みが取れる。
- お通じが良くなる。
などの特徴がありますが、そのなかのひとつに「スケールが出やすくなる」というものがあります。スケールとは、水中のカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が析出した白い結晶のことです※3。
硬度が高い水ほどスケールが出やすく、フィルターやヒーターを詰まらせる原因になり、結果として加湿量の低下や故障リスクの増加につながってしまいます。破損などのトラブルを避けるためにも、硬水の使用は避けるべきだといえるでしょう。
純水・RO水
RO水とは、約0.0001ミクロンという超微細な孔が空いた逆浸透膜(RO膜)でろ過した水のことです。0.0001ミクロンとは電子顕微鏡ですら見えないレベルの小ささで、水分子以外のイオンや金属、ウイルスなどの不純物を取り除くことができるとされています。そのため、逆浸透膜(RO膜)で精製されたRO水は不純物がほとんど含まれておらず、ピュアウォーターや純水などと呼ばれることもあります。
不純物が含まれていないならば加湿器に使ってもよさそうに感じますが、実は不純物がないことがトラブルの原因になる可能性があります。RO水や純水は不純物がほぼ含まれず電気伝導率が低いため、超音波式加湿器ではミストが発生しにくくなる場合があるといわれています。ミストが出ても加湿効率が落ちて吐出口に水滴が付着しやすくなるほか、一部機種では正常に動作しない場合もあり、加湿器用の水としては推奨されていません。
井戸水
井戸は一般的に
- 浅井戸(あさいど):比較的地表に近い地下水を利用する井戸。周囲の環境の変化によって、水の量や質が変化しやすい。
- 深井戸(ふかいど):固い岩盤まで掘り進み、長い時間をかけてろ過された水を利用する井戸。水質が安定している反面、深く掘削しなければならないため高額な工事費用がかかりやすい。※4
の二種類があります。
家庭で利用されている井戸水の多くは浅井戸であり、品質が安定しているとはいえません。井戸水は地域や環境によって水質が大きく異なり、ミネラル量が多く硬度が高くなっている場合も少なくありません。さらに、未消毒の水であることが多く、タンク内で細菌やカビが繁殖するリスクが高いといえます。井戸水を飲用に使う場合は定期的な水質検査が推奨されているほど水質変化のリスクがあるため、衛生面と機器保護の両面から、加湿器には使わない方がよい水だといえます。
ミネラルウォーター
市販されているミネラルウォーターには様々な種類がありますが、水道水よりも硬度が高いものが多く、前述したようにスケールが溜まりやすくなる可能性があります。また、ミネラルウォーターの場合、ペットボトル開封後は雑菌が増えやすくなるのも使用が推奨されない理由のひとつです。
水道水は水道法で定められた基準により、
- 給水栓における水が、遊離残留塩素を0.1mg/L(結合残留塩素の場合は、0.4mg/L)以上保持するように塩素消毒をすること。※5
とされ、必ず残留塩素が含まれています。
カルキ臭の原因ともいわれますが、残留塩素があることで雑菌を繁殖しづらくし品質を長く保つ効果があるのです。しかし、ペットボトルのミネラルウォーターには塩素は含まれていません。加湿器のタンク内に入れたままにすることで水が汚れて雑菌が繁殖してしまう原因となります。加湿器のトラブルを招きやすいため、ミネラルウォーターは飲料用のみに利用するのが無難です。
加湿器に水道水以外を使った場合に起こる事

加湿器に水道水以外の水を使うと、見た目や健康面、機器トラブルなどさまざまな問題が起こる可能性があります。一度トラブルが発生すると掃除の手間や修理費用がかかり、結果的に負担が大きくなってしまうため、水道水以外は使わない方がよいでしょう。ここでは代表的なトラブルのパターンをご紹介します。
白い粉(スケール)が部屋に飛ぶ
カルシウムやマグネシウムを多く含む硬度の高い水を使うと、霧化された成分が乾いた時に白い粉として床や家具に付着する場合があります。汚していないのに家具や家電に白い跡が残っている場合は、もしかしたら加湿器が原因かもしれません。スケールは自然に剥がれ落ちることはほとんどないため、こまめな掃除が必要になってしまいます。また、室内の見た目が悪くなるだけでなく、アレルギーの一因になる可能性もあるため注意が必要です。
加湿器内部の故障
スケールは使用している水が蒸発する時などに結晶化して残るものです。そのため、加湿器内で水分が蒸発する時に蓄積されていき、内部のヒーターやフィルターに付着する場合があります。すると、発熱や振動の効率が落ちるうえ、その状態で使い続けると部品の劣化が早まって故障や異音の原因になるともいわれています。メーカー側は水道水の使用を推奨しているため、硬水を使用したことによる故障はメーカー保証の対象外になることもあり、経済的な負担が大きくなる可能性があります。
雑菌が繁殖しやすくなる
塩素が含まれていない水や、開封後に時間が経った水はタンク内で雑菌が増えやすくなります。加湿器自体のメンテナンスを行わずに使い続けていると、気づいた時には内部にカビがびっしり生えていた…ということも。内部にカビが増えてくると、そこから放出されるミストにも雑菌やカビが含まれてしまいます。雑菌やカビを含んだミストが空気中に放出されると、咳やのどの違和感などの不調を招くことがあるため、特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。
ミストが出にくくなる
RO水や純水は電気伝導率が低く、超音波式の仕組みと相性が悪い場合があります。きちんと規定量の水を入れて正しく使っているはずなのに、ミストの発生量が極端に少なく部屋が一向に加湿されない時は、使っている水を見直してみましょう。どんな水を入れても同じだろうという油断が、加湿効率の低下を招いている可能性も考えられます。加湿効果を十分に得るためには、水道水を使うのがおすすめです。
加湿器を衛生的に使う方法

加湿器を長く快適に使うためには、推奨されている水道水を使うだけでなく、日々のメンテナンスも重要です。タンク内やフィルターの状態をこまめにチェックし、汚れやニオイが出る前に対処するとよいでしょう。ここでは、加湿器を衛生的に保つための基本的な方法をご紹介します。
タンクの水を毎日入れ替える
一度たっぷり水を入れたら、給水ランプが点灯するまで水を追加しないという人も多いでしょう。しかし、水を使い切っていなくても、余っているタンクの水は捨てて毎日新しい水に交換するのがおすすめです。タンク内の水を長時間放置すると雑菌が増えやすくなり、ニオイやぬめりの原因となります。毎日水を入れ替えることでニオイやぬめりの発生を抑えられるため、忙しい場合でも「就寝前または朝に必ず入れ替える」と決め、習慣化するとよいでしょう。
タンクとフィルターをこまめに洗う
加湿器を使っている間、タンク内部やフィルターをこまめに確認していますか?雑菌などが繁殖した場合、気づかない間にカビが増殖していることもあります。タンクの内側やフィルターには、見えない汚れやバイオフィルムが付着しやすいため、こまめにチェックすることが大切です。中性洗剤とぬるま湯で定期的に洗浄することで、菌の繁殖を抑えられます。取扱説明書に従って、2週間から1ヶ月に一度を目安にフィルターの掃除を行いましょう。
使用後はしっかり乾燥させる
加湿器はその性質上、吐出口や内部に細かなミストがついた状態がほとんどです。スイッチをオフした時も水分が残っていますが、そのまま保管するとカビや雑菌が増える原因になってしまいます。シーズン中でも、使わない日はタンクやトレーを外してできるだけ乾かすことが望ましいといわれています。また、シーズンオフになってしばらく使わない時は、完全に乾燥させてから箱にしまうと次の年も気持ちよく使えます。
加湿のしすぎを防ぐ
室内が乾燥すると肌荒れやかゆみを引き起こすほか、ウイルスなどの感染リスクが高まるため、加湿器で適切な湿度を維持することが大切です。しかし、部屋の湿度を高くしすぎると壁紙や家具にカビが発生しやすくなるというデメリットもあります。「加湿した方がいいから」と闇雲に加湿しすぎるのは危険です。湿度計を活用し、40~60%程度を目安に加湿量を調整しましょう。適度な湿度管理が、健康面と住環境の両方を守ることにつながります。
加湿器の水と飲料用の水は分けて使おう

ここまでご紹介してきた通り、加湿器には水道水の使用が推奨されており、それ以外の水を使うとトラブルの原因となってしまいます。加湿器には水道水、飲み水には飲料用の水というように、用途に応じた水の使い分けが望ましいといえるでしょう。
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