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お酒を飲んだ翌日、「朝起きると喉の渇きや頭の重さを感じる」という経験をお持ちの人は多いのではないでしょうか。過剰な量を飲みすぎると吐き気や胸焼けを伴う二日酔いになる場合もありますが、そこまで症状がひどくならない時でも翌日の違和感を覚える人は少なくありません。これらの不調は、アルコールによる脱水症状が関係している可能性があります。
水分補給にアルコールが向かないといわれるのは、アルコールには利尿作用があり、さらに分解する時に水分が必要となるためです。そこでこの記事では、アルコールが脱水を引き起こす詳しいメカニズムや水分不足による体への影響、水分補給の考え方を詳しくご紹介します。
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お酒を飲むとなぜ脱水症状になる?

お酒は液体なので、飲むと体内の水分量が増えそうな気がしますが、実際はその逆で、脱水症状を引き起こす可能性があります。その理由は、大きく分けて以下の二つによるものです。
(1)アルコールによる利尿作用
利尿作用とは、尿量を増加させて排尿を促す働きのことです。アルコールの他にも、カフェインを多く含むコーヒーや玉露、果物であればスイカやメロンなども利尿作用があることで知られています※1。
アルコールの利尿作用がどのくらいかというと、
- ビール1缶(350mL)を飲むと、摂取した水分の1.2~1.5倍が尿として排出される
といわれるほど※2。
つまり、摂取した以上の水分を失ってしまう恐れがあるのです。特にアルコール度数の高い飲料などの場合は、飲めば飲むほど水分不足になる可能性を考慮した方がよいといえるでしょう。
(2)アルコールの分解に水分が必要
アルコールを摂取すると、胃から20%、小腸から80%が吸収されるといわれています。その大部分は肝臓で段階を経て分解され、最終的には水と二酸化炭素となって体外へ排出されます。この分解の時に、大量の水と酸素が必要になるのです※3。
お酒を飲んだ翌日に喉がとても渇くのは、寝ている間にアルコールの分解が進み、その時に体内の水を消費しているからかもしれません。水を飲んだからといって分解のスピードが速くなることはありませんが、アルコールによって脱水のリスクが上がるため、いつも以上に水分補給を心がけることが大切です。
お酒を飲んで脱水症状になるとどうなる?

人間の体内は約60%が水分のため、わずか数%の水分が失われるだけで様々な不調を引き起こします。やる気がない・集中できないなどの症状も、実は脱水のせいかもしれません。ここでは、お酒による脱水症状でどのような不調が起こるのかをご紹介します。
喉の渇きや口の乾燥を感じやすくなる
脱水状態になると、喉の強い渇きを感じやすくなります。口の中が乾燥することにより、口の中がネバネバして不快感が続く場合もあるようです。これらの変化を感じた時はすぐに水分補給をすることが大切ですが、実は喉の渇きを感じた時はすでに脱水症状が始まっているといわれています。つまり、本来であれば喉の渇きを感じる前に水分補給をする必要があるのです。喉の渇きを感じた時は我慢せずに、すぐ水分を補給しましょう。
また、お酒を飲んで酔っている時は脳の感覚が麻痺するため、喉の渇きを感じにくくなるともいわれています。そのため、お酒の席では水分摂取量が少なくなりがちなようです。お酒を一口飲んだらチェイサーを一口飲むなど、積極的な水分補給を意識しましょう。
頭の重さやだるさにつながる
お酒を飲んで大量に水分を失った体は、血液がドロドロと濃くなり細胞レベルで脱水が起こって、全身の循環が滞っている状態だといえます。さらに、肝臓ではアルコールを分解するために水分のほかにブドウ糖も同時に消費されています。ブドウ糖は細胞の主要なエネルギー源であり、不足すると脳や体がエネルギー不足となるため「頭が働かない」「体が重い」など全身のだるさを感じる場合があります。
二日酔いの症状とも似ているため、二日酔いだと思っていたらブドウ糖不足だったということもあるでしょう。実は、飲んだ後に締めのラーメンやお茶漬けなどを食べたくなるのも、ブドウ糖が大量に消費されて低血糖に陥っているサインだといわれています※4。
集中力や判断力が低下しやすい
脱水症状になると様々な不調が起きることが知られていますが、そのなかに「集中力の低下」と「判断力の低下」があります。実は軽い脱水状態でも思考の鈍さや疲労感につながりやすく、日常生活や仕事に影響が出る可能性を否定できません。
なぜ、水分不足が集中力や思考力の低下につながるかというと、脳の80%が水分だということが関係しているようです。イースト・ロンドン大学とウェストミンスター大学の研究によると、
- 知的作業に集中する前に約0.5Lの水を飲んだ人は、飲まなかった人と比べて14%反応時間が速くなる
ことを発見したのだそうです※5。つまり、逆に考えれば水分が不足すると脳のパフォーマンスが落ちる可能性があります。体はもちろん、脳の健康のためにも積極的な水分補給は重要だということでしょう。
そもそもアルコールはどのように吸収・分解されている?

お酒などアルコールを含む飲料を飲んだ時、体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。ここでは、アルコールの吸収・分解のメカニズムについてご紹介します。
アルコールが吸収される仕組み
お酒を飲んだことがある人は体調や空腹具合によって「酔うスピードが違う」と感じたことはありませんか?前述の通り、口から入ったアルコールは胃から20%、小腸から80%が吸収されます※6。実は、アルコールは胃にある間はゆっくり吸収され、小腸に入ると速やかに吸収されるという特徴があります。そのため、胃にあまりモノが入っていないと小腸へ排出される時間が早くなり、血中アルコール濃度がどんどん高くなってしまうのです。「空きっ腹で飲むのは良くない」といわれるのは、このように空腹時の方が吸収スピードが速くなるためです※7。
ちなみに、酔いの度合いは血中アルコール濃度で表され、下記が目安となります。
| 血中アルコール濃度0.02~0.04 | 爽快期 |
|---|---|
| 血中アルコール濃度0.05~0.10 | ほろ酔い期 |
| 血中アルコール濃度0.11~0.15 | 酩酊初期 |
| 血中アルコール濃度0.16~0.30 | 酩酊極期 |
| 血中アルコール濃度0.31~0.40 | 泥酔期 |
| 血中アルコール濃度0.41~ | 昏睡期※8 |
また、アルコールの摂取量と体重が分かれば、血中アルコール濃度は以下の計算式で導くことができます。
アルコール血中濃度(%)=飲酒量(mL)×アルコール度数(%)/833×体重(kg)※9
この計算式を見ると、体重が重く体格が良い人ほど血中アルコール濃度が上がりにくく酔いにくいということが分かるため、力士など体の大きな人がお酒に強いのも納得できます。
ただし、上記の式はあくまで空腹の状態で飲酒した時の計算式です。体質の違いや食事しながらの飲酒など様々な条件によって酔いの度合いは異なるため注意が必要です。
アルコールが分解される仕組み
胃や小腸から吸収されたアルコールは、主に肝臓で処理されます。
エタノール(エチルアルコール)
↓分解
アセトアルデヒド
↓分解
酢酸
↓分解
水・二酸化炭素※6
分解の過程では体に負担がかかり、水分やブドウ糖などが消費されます。さらに、分解が追いつかないと体調不良につながり、いわゆる二日酔いの状態になってしまうこともあります。
汗をたくさんかいたり、水をたくさん飲んだりすることでアルコールが速く抜けると勘違いしている人もいますが、肝臓以外から排泄されるアルコールは
- 呼気:0.7%
- 汗:0.1%
- 尿:0.3~4%
となっているため、汗をかいたりトイレに頻繁に行ったりしてもアルコールが抜けるスピードにはほとんど影響がありません。
アルコールを分解する際にはアルコール脱水酵素(ADH)が働きますが、ADHの中にも1A・1B・1Cなど複数種類の酵素があります。日本人の5~7%はアルコールの分解が遅いADH1Bを持っており、ADH1Bを持っている人はたくさんお酒を飲んだ翌日もアルコールが長時間残りやすく、またアルコール依存症になりやすい体質ともいわれています。
このように、体質によってアルコールの分解速度は変化するほか、習慣的にたくさんお酒を飲んでいるとADHとは別のアルコール分解酵素が増え、アルコールの代謝速度が速くなることも分かっています。
同じ人であっても飲酒習慣でアルコールが分解される速度が異なるため、特に酒好きの人のアルコール代謝速度は予測困難であるとされています※7。
お酒を飲んで脱水症状にならないためには?

前述の通り、利尿作用や分解する際の水分消費があるため、お酒を飲んでいる時はいつも以上に脱水のリスクが高まるタイミングだといえます。そこで、脱水症状を避けてお酒を楽しく飲むために取り入れたい方法をご紹介します。
お酒と一緒に水を飲む習慣をつける
お酒を飲む時は、トイレが近くなることを嫌ってあまりお水を飲まない、という人もいるかもしれません。しかし前述したように、ビールの場合は飲んだ以上の水分を排出させる利尿作用があるため、飲めば飲むほど体から水分が失われていく可能性があります。そこで、お酒を飲む時はお水も一緒に摂るよう心がけましょう。お酒を一口飲んだらお水を一口と、交互に飲むことで体内の水分不足を防ぎやすくなります。また、お水でお腹がいっぱいになるので量としての飲み過ぎも防ぐことができるでしょう。無理なく続けられる対策として取り入れやすいといえます。
就寝前にも水分補給を行う
酔っ払って帰宅した時は、洋服もそのまま、シャワーも浴びずに倒れ込むように寝てしまうという人も多いのではないでしょうか。しかし、これはNGです。時間が経つとともに体内でのアルコール分解は進んでいきますが、その時に水分が必要となるため、寝ている間にどんどん体内から水分が失われてしまいます。それを防ぐために、就寝前の水分補給が大切です。夜間の脱水を防ぐためにも、家に帰ったらまずコップ1杯の水を飲むようにしましょう。翌朝の体調を整えるためにも意識したいポイントです。
飲酒量を把握し、ペースを意識する
アルコールの吸収が早まると、急激に血中アルコール濃度が上がり危険な状態に陥る可能性があります。食事しながらのスローペースな飲酒であれば、アルコールは胃の中でゆっくり吸収されつつ体内で分解も進むため血中アルコール濃度が急激に上がることはありませんが、イッキ飲みのような短時間の飲酒はすぐに吸収されてしまい、ほろ酔いや酩酊を飛び越して泥酔や昏睡状態まで進んでしまいます。そうならないためにも、自分の飲酒量やペースを把握することが大切です。水分補給と合わせて、自分にあった飲み方でお酒を楽しみましょう。
アルコール摂取量の目安とは

一般的に、1日のアルコール摂取量の目安は純アルコール量で約20g程度とされています。お酒の強さを考える時はアルコール度数を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、純アルコールとはアルコール度数とは異なりお酒に含まれるエタノールの重量を指します。
- アルコール度数:摂氏15℃の時に、原容量百分中に含有するエチルアルコールの容量/単位は「%」
- 純アルコール量:お酒に含まれているアルコールの量/単位は「g」
アルコール度数はお酒の強さ、純アルコールは体内にどのくらいの量のアルコールが入るかを指す量だと考えると分かりやすいでしょう※10。
厚生労働省が推奨する「節度ある適度な飲酒」は前述の通り、1日平均純アルコールで約20g程度であるとされています。お酒の種類で考えた時はおよそ下記の量となります。
| ビール(アルコール度数5%) | 中瓶1本(約500mL) |
|---|---|
| 清酒(アルコール度数15%) | 1合(約180mL) |
| ウイスキー・ブランデー(アルコール度数43%) | ダブル60mL |
| 焼酎35度(アルコール度数35%) | 80mL程度 |
| ワイン(12%) | グラス2杯程度(約200mL) |
個人差はありますが、上記の量を超えると体内の水分消費が増えやすく、脱水リスクも高まりやすいといえます。また節度ある適度な飲酒を守るには
- 女性は男性よりも少ない量が適当である
- 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当である
- 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
- アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
- 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない
上記も併せて留意することが必要とされています※11。
また、アルコール1杯につきコップ1杯の水を飲む意識を持つことも有効です。
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ここまでご紹介してきたように、お酒による脱水を防ぐためにはこまめな水分補給を行うことが大切です。しかし自宅で飲む場合、何度も立ち上がるのが面倒で水分補給を後回しにしてしまうことがあります。また、お酒の席が長時間続くと、購入していたミネラルウォーターが切れることもあるでしょう。そこでおすすめしたいのが、ウォーターサーバー『ウォーターワン』です。
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参考文献
- ※1:新浦安メディカルクリニック泌尿器科・内科「トイレが近い(頻尿)」
- ※2:元八事ファミリー内科クリニック「ビールを楽しむ前に知っておきたい!飲酒と体の水分バランスの関係」
- ※3:大正製薬「管理栄養士が教える、 “二日酔い”対策におすすめのおつまみ」
- ※4:大正製薬「宴会シーズン突入、「二日酔い」になりたくない!医師に聞く“翌日のパフォーマンスを下げない”お酒の飲み方」
- ※5:WIRED「水を飲むと脳が活性化する:研究結果」
- ※6:Asahi「アルコール代謝のしくみ」
- ※7:厚生労働省「アルコールの吸収と分解」
- ※8:厚生労働省「血中アルコール濃度」
- ※9:Asahi「お酒を飲んだ後の血液中のアルコール濃度は推定できるのでしょうか?」
- ※10:Orion「7月から順次展開。オリオン商品に表記される「純アルコール量」とは?」
- ※11:厚生労働省「アルコール」








