• 作成日：2025年02月05日
• 作成者：ウォーターワン

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ニュースなどで話題になっているPFAS（ピーファス）について、気になっているという人も多いのではないでしょうか。

PFASとは有機フッ素化合物の総称で、「永遠の化学物質」と呼ばれるほど分解されにくく、環境や人の体内に長く留まる性質を持っています。また、摂取による健康リスクも懸念されており、世界各国で規制が強化されつつある物質でもあります。

近年では、日本でも各地の水道水などからPFASが検出されることが増えているため、水道水の安全性についての不安が高まっています。こんな状況だからこそ、それぞれの家庭で安全への対策が必要となっているのかもしれません。

そこでこの記事では、家庭でできるPFAS対策についてご紹介します。

PFASとは？

PFASとは、炭素とフッ素の原子を持つ化学物質の総称で、正式名称は「ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物」です。
水や油を弾く特性を持つため、撥水剤や表面処理剤、乳化剤などとして利用されていることが多く、1940年代から食品包装や衣類、消火剤などに幅広く使用されてきました。

PFASは安定性が高いことも特徴のひとつなのですが、それゆえに自然環境や人の体内で分解されにくく、「永遠の化学物質」とも呼ばれています。
つまり、一度作られたPFASは環境や体内に長く留まってしまい、影響を与え続ける恐れがあるということです。

PFASとはあくまで総称であり、その総数は12,000物質以上あるといわれています^※1。それぞれの物質によって細かな特徴は異なりますが、現段階では特にPFOS（ピーフォス）、PFOA（ピーフォア）など一部の物質が健康へのリスクとなることがわかっているため、世界各国で規制が進められています。
日本では、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律（化審法）に基づいて、PFOSの製造・輸入が2010年に禁止、それを追うように2021年にPFOA、2023年にPFHxS（ピーエフヘクスエス）の製造・輸入が原則禁止となっています。

PFASのリスクについてはまだ明らかになっていないことも多く、今後ますます研究が進められるとともに、規制が厳しくなっていくことが予想されます。

水道水に含まれるPFASの課題

PFASの環境汚染が明らかになり始めたのは、2000年頃のアメリカの研究者からだといわれています^※１。その内容を受けて、すぐさま日本でも各地域での調査が開始されました。
その結果、沖縄や東京・多摩地区、大阪などの地域で、すでに水の汚染が起きていることが分かったのです。

PFASの中でも特にPFOSとPFOAは健康リスクが高いことが指摘され、2020年には環境省によって「PFOSとPFOAの合計で1リットルあたり50ナノグラム」という暫定目標値が定められました。
しかし、2022年の環境省の発表によると、国内111地点の河川、地下水で暫定目標値を超える数値が検出され^※2、さらに全国の水道水からPFASが検出されるケースが増加しています。

安全だと思っていた水道水が、もしかしたらリスクのあるものかもしれないのです。PFASは、人体に長期的な健康リスクをもたらす可能性があるといわれ、人に対しては免疫系、血清中コレステロール、肝臓、生殖、腎臓がん・精巣がん、甲状腺ホルモンなどへの影響が指摘されています。
しかし、どの程度の量や濃度でどのような影響を及ぼすかについては、現時点ではまだ明らかになっていないため、できる限り摂取を避けた方が良いでしょう。

家庭でできるPFAS対策

PFASは、河川や地下水などの環境中に広く存在しているだけでなく、普段使っている水道水に含まれている可能性も大いにあります。
水道水への混入を防ぐことはできないため、各家庭でできる対策を行うことが重要です。

浄水器を使用する

家庭での水道水に含まれるPFASを除去するためには、浄水器の使用が効果的です。とはいえ、どの浄水器でも良いというわけではありません。
浄水器は商品によって搭載されているフィルターが異なるため、除去できる物質については各商品によって違いがあります。そのため、なかにはPFASを除去できない浄水器もあります。
PFASを除去するならば、水道水に含まれるPFOSおよびPFOAを70～80％以上除去できるといわれる、活性炭フィルターや逆浸透膜（RO膜）を使用した浄水器を選ぶようにしましょう。

水道の蛇口に直接取り付ける浄水器の他に、水道水をタンクに注いで使用する浄水型ウォーターサーバーもおすすめ。定期的に水道水を入れるだけで、温水や冷水をすぐに利用することができて便利です。
蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器は、設置に工事が必要となる場合があります。その点、ウォーターサーバーであれば、電源プラグを挿せばすぐに使用できる点も魅力的です。

調理に使う水も、水道水ではなくウォーターサーバーから使えば、日常生活でPFASの心配をする必要がなくなるでしょう。

PFASフリー製品を選ぶ

PFASは、水道水だけではなく、防水加工された衣類や調理器具などの製品に含まれていることがあります。特に、撥水性や撥油性を持つ製品には注意が必要です。
また、口にする可能性が高いものとしては、フライパンなどの調理器具があります。フッ素加工が施されている調理器具は油汚れが落ちやすく便利ですが、PFASが使われており、調理した料理に気づかない間に含まれてしまう可能性があります。
そのため、できるだけ「PFOS・PFOAフリー」という表記がある製品を選ぶようにしましょう。また、調理器具の場合は鉄製やステンレス製の鍋やフライパンの使用がおすすめです。
これらはフッ素加工が施されていないため、比較的安全性の高い製品だといえます。

水質情報を確認する

前述した通り、水道水に含まれるPFASに関しては「PFOSとPFOAの合計で1リットルあたり50ナノグラム」という暫定目標値が定められています。
この基準はあくまで暫定目標値なので、今後変わっていく可能性もありますが、現段階ではこの数値を目安に、地域の水道局や公的機関が提供する水質情報を定期的に確認すると良いでしょう。

また、NHKでも「水道水のPFAS検出状況マップ^※3」という情報が公開されています。PFASはどこか遠くの話ではなく、自宅の水道水にも含まれている可能性がある、とても身近なリスクです。自分事としてこまめに水質情報をチェックして、適切な対策をとるようにしましょう。

ウォーターサーバーを使用する

家庭の水道水をそのままの飲用には使わなくても、お茶を淹れたり、調理用の水として使ったり、というケースは多いでしょう。
PFAS対策のために、それらの水をすべて市販のミネラルウォーターに変えようとすると、購入の手間はもちろん、ストックの確保なども大変です。

日常的に手軽にミネラルウォーターを取り入れる方法としては、ウォーターサーバーの導入がおすすめです。採水地にこだわっているメーカーならば、安全性に加えておいしさも兼備したミネラルウォーターを自宅まで宅配してくれます。ウォーターサーバーを設置すれば、安全な飲用水を常備できるため、日常的に摂取する水はおいしく、安全なものが良いと考えているならば、ウォーターサーバーの導入を検討してみても良いでしょう。

PFAS対策ならウォーターワンのウォーターサーバーがおすすめ

ウォーターサーバーメーカー『ウォーターワン』では、ミネラルウォーターを定期的に届ける宅配型ウォーターサーバーに加え、家庭の水道水からPFASなどの不純物を除去する浄水型のウォーターサーバーも用意されています。

浄水型ウォーターサーバーの『ウォーターワン クリア』は、毎日約10.5L使用可能な総ろ過水量2,520Lの高性能フィルターを2本搭載。
ナノトラップフィルターとプラスイノセンスフィルター（LR）という2段階のフィルターで、気になる微生物や有害物質を徹底的に除去。有機フッ素化合物（PFOS及びPFOA）はもちろん、遊離残留塩素やクロロホルムなどをしっかり除去することで、水道水を手軽においしいお水に変えることができます。

除去項目一覧^※1

タンクに⽔道⽔を注ぐだけで、いつでも冷⽔・温⽔・常温⽔が使い放題。用途に応じて、冷水・温水・常温水の3段階の温度設定を選択でき、120ml、250ml、連続抽出（約1.5L）の3つの抽出量も選んで出水できます。
毎日約10.5Lろ過できるので飲み水はもちろん、毎日のお料理にもたっぷり使うことができます。

宅配型の天然水ウォーターサーバーは、厳選した富士山・南阿蘇・沖縄・島根の4箇所の採水地から水を選ぶことができ、いずれの水でも自然の恵みをそのままボトリング。
さらに、非加熱で処理しているため、健康づくりに役立つ酵素もたっぷり含まれた状態で自宅までお届けします。使い捨てボトルで、毎回新鮮できれいな水をお届けするため、衛生的にも安心です。