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水道水は沸騰させると安全でおいしい?正しい煮沸方法と注意点を紹介
水道水は沸騰させると安全でおいしい?正しい煮沸方法と注意点を紹介

水道水を安全に飲むために、沸騰させてから飲んでいるという人もいるのではないでしょうか?基本的に日本の水道水はそのまま飲めるレベルの品質に保たれていますが、近年では健康リスクがあるといわれるPFASの検出などがニュースで注目されているため、安全な水を飲みたいという要望は高まっているといえます。

そこでこの記事では、水道水を安全においしく飲む方法や注意点を解説します。また、残留塩素や安全面が気になる方におすすめのウォーターサーバー『ウォーターワン クリア』を最後にご紹介しますので、おいしく安全な水を毎日の生活に取り入れたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

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日本の水道水は安全?水質基準と塩素の役割

失われる水分の補給

前提として、日本の水道水は厳しい水質基準を満たしており、基本的にはそのまま飲めるほど安全です。多くの国では水道水をそのまま飲むことができず、水道水を飲むことができる国は全世界でもわずか11カ国のみだとされています※1

日本で衛生的な近代水道ができたのは1887年で、現在、日本の水道普及率は97%を超えるといわれています。水道を通じて安全で衛生的な水を届けるために、各水道事業者は51項目もの水質基準項目を遵守し、さらに26項目の水質管理目標設定項目を留意すべき項目とするなど、厳しいチェックを行っています。ダムや河川から原水を取水した後、浄水場で塩素(カルキ)消毒が行われているため、水道水からの細菌やウイルス感染のリスクは低いといえるでしょう。

しかし、近年話題になっているのが、全国各地で暫定目標値を超えるPFASが検出されていること。PFASとは有機フッ素化合物で、耐熱性や撥水性などの特徴を持っていることから、さまざまな産業や日常の道具に使われてきました。ところが、PFASの中でも特にPFOAやPFOSなどは人体にさまざまな健康リスクをもたらす可能性があるうえ、一度摂取してしまうと体内の濃度が半分になるまで数年かかるといわれています。現在では、世界的に規制の方向で動いており、日本でも厚生労働省と環境省が連携しながら、PFASの暫定目標値を決めて検査を行うなどの対策を行っています。

水道水を沸騰させると成分はどう変わる?

水道水を沸騰させると成分はどう変わる?

水道水をそのまま飲むことができない国に行く場合、どうしても水道水を飲まなければいけなくなったら3~5分の煮沸をして利用するように、と注意喚起されています※2。このような例があるため、「煮沸すれば安心」と考えてしまうかもしれませんが、水道水を沸騰させると殺菌効果が高まり安全性が向上する一方で、トリハロメタンやミネラルなど一部の成分の状態に変化が現れることが知られています。

安全性を高めるために沸騰させる理由は、食中毒の原因となるサルモネラ菌や大腸菌を殺菌するため。また、水道水に含まれる残留塩素も5分以上沸騰させることで除去できるといわれています。

しかし、短時間の沸騰だけで除去が難しいのがトリハロメタンです。トリハロメタンとは、水道水に含まれる有機物と塩素が反応して生成される物質で、発がん性のリスクが指摘されており、水道局では基準値を設けて含有量を確認しています。水温が高くなると発生しやすいという特徴があり、沸騰して5分ほどすると一時的に水中濃度が上昇してしまいます※3。大腸菌などの殺菌は1分以上の沸騰、残留塩素の除去は5分以上の沸騰ですが、トリハロメタンをしっかり除去するためには10分以上の沸騰が必要だといわれています。

また、他にも沸騰させることで水分が蒸発して、含まれているミネラルの濃度が高まる可能性もあります。特にカルシウムやマグネシウムを豊富に含む硬水の地域では、沸騰させることでミネラルの結晶である白い沈殿物が見られる場合があります。健康への影響はないとはいえ、何も混ざっていないはずの飲み水が白く濁っていると、抵抗を感じる人も多いかもしれません。

水道水を沸騰させて飲むメリットとデメリット

このように、沸騰させれば安心というわけではなく、水道水を沸騰させて飲むと以下のメリットとデメリットがあります。沸騰による水道水の変化をあらかじめ理解し、適切なシーンで利用するようにしましょう。

メリット|塩素の除去や殺菌効果

メリット|塩素の除去や殺菌効果

水道水は品質を長く保持するために敢えて塩素を残しており、そのため水道水中には残留塩素が含まれています。残留塩素があることで蛇口から出した後も雑菌が繁殖しづらく、安全性を保つことができているのです。しかし、それがカルキ臭の原因にもなっているため、人によっては「カルキ臭が気になって飲みづらい…」と感じることも。沸騰させると水道水の残留塩素を除去できるため、カルキ臭が軽減されておいしく飲めるようになります。また、沸騰によって水に入り込んでいた細菌やウイルスを死滅させる効果があるため、感染のリスクを低減できます。

デメリット|トリハロメタンの変化

デメリット|トリハロメタンの変化

トリハロメタンは、水温の上昇に伴い増加する性質を持っているため、5分程度の沸騰では一時的にトリハロメタン濃度が上昇することがあります。トリハロメタンは大量に摂ることで、肝機能障害や腎機能障害などを招く恐れがあるといわれている物質。通常、水道水中に含まれるトリハロメタンは健康に影響を与えない濃度に抑えられていますが、通常よりも高い濃度で摂ることは避けた方が良いでしょう。また、近年注目を集めているPFASは、沸騰では除去できないことにも注意が必要です。

水道水を正しく沸騰させる方法と注意点

前述のメリットとデメリットを踏まえたうえで、水道水を正しく沸騰させる方法をご紹介します。また、沸騰させる際の注意点もまとめているので、あわせてチェックしてください。

適切な沸騰時間とトリハロメタン除去のポイント

適切な沸騰時間とトリハロメタン除去のポイント

発がん性の懸念があるトリハロメタンを除去し、水道水をおいしく飲むためには、前述した通り10分以上沸騰させることが大切です。沸騰しはじめたタイミングや数分程度でやめてしまうと、かえってトリハロメタンが増加している可能性があるので、きちんと時間を計りながら長時間沸騰させましょう。また、しっかりと沸騰させることで残留塩素も同時に除去できます。沸騰時間が調整できない電気ポットやケトルを使う場合は、沸騰操作を複数回繰り返すと良いでしょう※3

煮沸後の水の保存方法と注意点

煮沸後の水の保存方法と注意点

沸騰させると残留塩素がなくなるため、沸騰後の水をそのまま放置しておくと、細菌が繁殖するリスクが高まります。沸騰した水は、1~2日を目安になるべく早く使いきるようにしましょう。細菌の繁殖を抑えるために常温での保存を避け、冷蔵庫などの冷暗所に保管してください。また、長期保存には向かないため、作り置きは禁物。手間を防ぐためにたくさん沸騰しておきたくなりますが、その時使う分だけを沸騰させ、速やかに使い切るようにしましょう。

赤ちゃんのミルク作りには水道水の煮沸が必要?

赤ちゃんのミルク作りには水道水の煮沸が必要?

赤ちゃんのミルクを作る時は、水道水を沸騰させてから用いることが推奨されています。特に生後4ヵ月頃までは免疫力が低く消化器官も未熟なため、水に含まれる残留塩素やトリハロメタン、細菌などの不純物をしっかり取り除くことが望ましいといわれています。

水道水をミルク作りに利用する際は、一度沸かして冷ました「湯冷まし」を使うのがおすすめ。鍋ややかんで10分以上しっかり沸騰させた後、人肌程度にまで冷まして使いましょう。沸騰させる時は蓋をせずに行うのがポイント。蓋を開けて沸騰させることで、塩素やトリハロメタンが気化しやすくなります。また、前述した通り沸騰させた水道水は長期保存には適さないため、毎回使う分だけを準備するようにしましょう。

赤ちゃんの健康を守るための水の選び方

赤ちゃんの健康を守るための水の選び方

消化器官が未熟な赤ちゃんは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを消化しづらく内臓への負担となってしまう場合があります。そのため、カルシウム・マグネシウムの含有量が高い硬水よりも、お腹にやさしい軟水がおすすめ。日本の水道水は軟水が多く、赤ちゃんのミルクにも比較的適しているといえます。味わいの観点から見ても、やや苦味を感じる硬水よりも、まろやかな口当たりの軟水の方が飲みやすくなっています。

ウォーターサーバーや浄水器を活用して賢くミルク作り

ウォーターサーバーや浄水器を活用して賢くミルク作り

塩素だけではなくトリハロメタンまでしっかり除去しようと思ったら、毎回10分以上の沸騰が必要になります。忙しい育児の合間に、時間をかけて水道水を沸騰させ、ミルクを作るのはとても大変。沸騰の手間を省いて安全で美味しい水を使ったミルク作りを行うなら、ウォーターサーバーや浄水器の利用がおすすめ。手軽に安全な水を使えるため、ミルク作りの負担を大幅に減らすことができます。

安全でおいしい水道水を飲むなら浄水型ウォーターサーバー「ウォーターワン クリア」

安全でおいしい水道水を飲むなら浄水型ウォーターサーバー「ウォーターワン クリア」

水道水の安全性が気になる時は10分以上しっかり沸騰させるという方法がありますが、どうしても時間や手間がかかってしまいます。もっと手軽に安全な水を使いたい、という人にはウォーターサーバー『ウォーターワン クリア』がおすすめです。

『ウォーターワン クリア』は、水道水を注ぐだけでおいしい水が飲める浄水型のウォーターサーバー。コンセントに挿すだけで使えるため、特別な工事は不要で、設置後すぐに使い始めることができます。⾼性能フィルターを採用しているため、除去に時間がかかるトリハロメタンや、沸騰だけでは除去できないPFASの除去もラクラク。しかも、浄水フィルターは8か月に1回無料でお届けなので、その度にフィルターを交換すれば除去能力をしっかり維持できます。さらに、給水タンクとカバーは取り外して丸洗いできるため、衛生面も安心です。

水道水を注ぐだけで、いつでも冷⽔・温⽔・常温⽔が使い放題。赤ちゃんのミルク作りも、下準備の手間をかけずにすぐできるため、お腹を空かせた赤ちゃんを長く待たせることもありません。また、全操作ロック付きのため、お子様がいるご家庭でも安心して使えます。

まとめ

水道水を安全においしく飲むなら、適切な時間をかけて沸騰させることが大切。大腸菌などの殺菌は1分以上の沸騰、残留塩素の除去は5分以上の沸騰ですが、トリハロメタンをしっかり除去するためには10分以上の沸騰が必要だといわれるため、しっかり時間をかけるようにしましょう。

水道水の残留塩素や安全面が気になる方は、高性能フィルターでトリハロメタンやPFASの除去ができる『ウォーターワン クリア』がおすすめ。水道水を注ぐだけで手軽に安全な水を飲めるので、毎日の水の安全性が気になる人や赤ちゃんのミルク作りに活用したいという人はぜひチェックしてみてください。

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参考文献

  1. ※1:https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/content/001737484.pdf
  2. ※2:https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/abroad.html
  3. ※3:https://www.pref.mie.lg.jp/SUISHITU/HP/15533016725.htm