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赤ちゃんの授乳間隔は生後1ヶ月頃までが2~3時間おき、生後3ヶ月頃までが3~4時間おきといわれるほど頻繁です※1。大切な赤ちゃんのためとはいえ、1日に10回近くミルクを作るのは、どうしても手間と時間をとられてしまいますよね。特に夜間などは、ミルク作りの時間分、親の睡眠時間も削られて大変です。あらかじめ作り置きできれば夜間や外出時の授乳がずいぶん楽になりますが、ミルクの作り置きには衛生面や保存時間などに十分な配慮が必要となります。
そこでこの記事では、ミルクの作り置きを行っていいのかをはじめ、作り置きした場合の保存方法や安全な水の選び方についてご紹介します。また、赤ちゃんのミルク作りに役立つウォーターサーバー『ウォーターワン』も併せてご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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赤ちゃんのミルクは作り置きしてもいい?

赤ちゃん用の粉ミルクは、基本的には毎回調乳することが推奨されています。赤ちゃんが成長するための栄養がたっぷり含まれるミルクは細菌の大好物でもあり、雑菌が繁殖するリスクが非常に高いためです。常温保存であれば、授乳しきれなかったミルクは調乳後2時間以内の廃棄が望ましいといわれています。
しかし、やむを得ない事情で事前に粉ミルクの準備が必要な場合もあるでしょう。そのような場合に限り、衛生管理と保存方法を守ることで一時的な保存が可能だと「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」に記されています※2。しかし、その時も安全なステップを必ず守って調乳し、冷蔵保存することが必須です。作り置きに関しては、厚生労働省も「なるべく避けるべき」としているため、どうしてもやむを得ない場合にのみ慎重に行うようにしましょう。
ミルクの作り置きをすると雑菌・病原菌が発生する?

粉ミルクは十分な衛生管理のもとで製造されていますが、粉ミルクそのものや溶かしたミルクにサカザキ菌やサルモネラ菌などの細菌が微量に混入することがあります。これらの菌は粉末状態の粉ミルクの中で増殖することはありませんが、調乳後に繁殖する恐れがあります※3。特に室温に長時間置かれたミルクは、急速に雑菌が繁殖し赤ちゃんの感染リスクを高めてしまいます。
粉ミルクは決して無菌ではなく、粉ミルクを溶かす時に使う哺乳瓶やスプーンに菌が付着している可能性もあります。特に作り置きの場合は、いつも以上に長時間保存することになるので、調乳する時に器具の消毒や70℃以上のお湯を使うなど、適切な作り方を必ず守りましょう。
ミルクの作り置きで注意すべきポイント
ミルクは赤ちゃんが飲むタイミングで毎回作ることが推奨されていますが、もしもの時のために作り置きの適切な作り方や保存方法を知っておくことも大切です。ここでは保存時間の限度や衛生管理、温度管理について解説します。
保存時間の限度

調乳後のミルクは、室温で保存する場合は2時間以内が目安です。2時間以上経ったものに関しては、必ず廃棄しましょう。せっかく作ったのに赤ちゃんがあまり飲まず、たくさん余ってしまった時などはもったいなく感じるかもしれませんが、赤ちゃんが飲みやすい人肌の温度は雑菌が繁殖しやすい温度でもあります。口をつけていないミルクでも、必ず2時間以内での廃棄が鉄則です。
調乳した直後に冷蔵保存した場合は、24時間まで保存が可能です※2。ただし、大きな容器に大量に入れて冷却すると適切に冷えないことがあり、雑菌が繁殖する恐れがあるため、小さな容器での保存を徹底しましょう。また、一度温めたミルクは再保存せずに必ず使い切ることが重要です。
保存容器の衛生管理

哺乳瓶や保存容器に菌が付着していると、雑菌繁殖のリスクが高まります。そのため、調乳する際には以下のステップを必ず守りましょう。
- 哺乳及び調乳器具の洗浄と滅菌を行う前に、手指を石鹸と清浄な水で十分に洗う。
- コップ、哺乳ビン、スプーンなどは、熱い石鹸水中で十分に洗う。使用後の哺乳ビンの場合は、清潔なビン用ブラシを使用し、ビンの内側と外側をこすり残った粉ミルクを全て確実に除去する。
- 器具を洗浄した後は、安全な水で十分にすすぐ。
- 市販の滅菌器を使用、または煮沸消毒で滅菌する。
- 滅菌器や容器から器具を取り出す前に、必ず石鹸と清浄な水で手指を十分に洗う。
- 滅菌器から取り出した器具はすぐに使用する。※2
温め直しの温度管理

冷蔵保存したミルクを再加温する場合は、40℃前後まで温めるようにしましょう。電子レンジは加熱が均一ではなく温まり方にムラがあり、一部に熱い部分ができて赤ちゃんが火傷を負う恐れがあるため使用せず、必ず湯せんで温めるようにしましょう。
また、湯せんの際は加温時間が15分を超えないように要注意。15分を超えると細菌がかえって増殖する可能性があるため、必ず15分以内で終わらせるようにしましょう。また、再加温したミルクも調乳したてのミルクと同じく保存は2時間までです。2時間以内に飲まなかったミルクは、必ず全て廃棄しましょう。再度保存するのは厳禁です。
ミルク作りには水選びも重要

赤ちゃんのミルクを作る時に必要なのは粉ミルクと水です。そのまま赤ちゃんの体内に取り込まれる水の品質も、ミルク作りには重要だといえるでしょう。日本の水道水は全世界的に見ても高い品質を誇りますが、それでもそのままでは塩素や不純物が含まれる場合があり、赤ちゃんのミルク作りには不向きです。そのため、水道水を使用する場合は煮沸が必須。残留塩素は5分以上の沸騰で除去できますが、トリハロメタンは5分程度の沸騰ではかえって増加してしまうため、10分以上の沸騰が必要となります※4。
ミネラルウォーターを使用する場合、煮沸の手間は省けますが注意したいのが水の硬度です。ヨーロッパに多い硬水は、カルシウムやマグネシウムが豊富に含まれているため、ミルクの成分を変化させる恐れがあります。また、マグネシウムは未発達な赤ちゃんの消化器官に負担をかけてしまい、下痢などを引き起こす恐れがあるため避けた方が良いでしょう。
一方、マグネシウムの含有量が少ない軟水は、赤ちゃんの体にもやさしく吸収されます。そのため、調乳には軟水の天然水が最も適しているといえるでしょう。
赤ちゃんのミルク作りにはウォーターワンの天然水がおすすめ

赤ちゃんのミルク作りは頻繁に行う必要があるため、ミネラルウォーターを調乳に使用する際はあらかじめ十分なストックを準備する必要があります。しかし、ペットボトルのミネラルウォーターでストックを行うと、重いものを何度も運ぶ必要があったり保管スペースを広く取ったりと、ご家庭の状況によっては難しい場合があります。そこでおすすめしたいのが、ウォーターサーバー『ウォーターワン』です。
『ウォーターワン』は厳しい基準で管理された採水地のお水をお届けしているため、加熱せずそのままでも安心して使える品質です。さらに軟水で不純物が少なく、赤ちゃんのミルク作りにもぴったり。約87℃の温水がいつでも使えるので、沸騰する手間を省いて手早くミルクを準備することができます。
また、『ウォーターワン』はお水を定期的にご自宅まで配送するため、買い忘れの心配がなく、24時間いつでもミルクを作れる環境が整います。常に冷水と温水が使えるため、ミルク作りはもちろん離乳食作りにも便利です。温水コックには標準でチャイルドロックが搭載されているため、小さなお子さまがいるご家庭でも安心して使うことができます。
赤ちゃんにも安心して飲ませられるミルクを作りたい人、なるべく手間を省きながらミルクを作りたい人は、この機会にぜひ『ウォーターワン』をチェックしてみてください。