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気温や湿度が高い時に自然とかいてしまう「汗」。汗をたくさんかくとベタベタしたり体が冷えたりして不快な思いをすることもありますが、体にとって重要な役割を果たしている存在です。汗をかくのは主に体温調節の役割のためですが、実は良い汗と悪い汗があることをご存知でしょうか?良い汗をかける体は健康面でも美容面でも多くの恩恵を受けることができるため、同じ汗をかくなら質の良い汗をかきたいところです。
そこでこの記事では良い汗と悪い汗の違いをはじめ、良い汗をかくことによる健康・美容効果、汗をかいた時の注意点、おすすめの水分補給法まで詳しく解説します。
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なぜ人は汗をかく?

汗は皮膚にある汗腺で作られるもので、そのほとんどは水分ですが塩分やその他の化学物質もわずかに含まれています。汗の役割は主に体温調節で、汗をかくことで皮膚を濡らし、その気化熱で体温を下げて適温に調整します。そのため、正常な状態では暑い時ほどより多くの汗をかくのが自然です※1。
また、体温を調整する以外に緊張や辛い物の摂取によっても汗をかくことが知られています。汗の種類は主に次の3つです。
気温の上昇や体温が上昇した時に、体温調節のためにかく汗。
ストレスを受けた時などに、手のひらや足の裏にかく汗。汗で肌を湿らせることで摩擦を生じ、センサーとしての感度を高めるなどの働きがあるといわれています。
辛いものや刺激物を食べた時に、顔や頭にかく汗。辛み成分が口腔内の温度センサーを刺激して、発汗神経を刺激することで汗をかくといわれています※2。
良い汗と悪い汗とは?

汗には、良い汗と悪い汗があるといわれています。主に成分の違いを指しており、良い汗はサラサラでにおいが気にならない一方、悪い汗はベタついてにおいも強く感じられるなどの違いがあります。
良い汗とは?
汗が作られる際は、まず血液から汗の素となる前駆汗が作られ、その中に含まれるナトリウムイオンが再吸収されて薄められた後に汗となって皮膚から蒸発します。正常に働いている汗腺や汗管から生じる汗は、ナトリウムイオンがしっかり再吸収されているため、成分の99%以上が水分でサラサラと蒸発しやすくなります。これがいわゆる「良い汗」です。
運動や入浴などでかく汗は主に良い汗。繰り返し発汗することで汗の分泌機能が高まり、塩分濃度の低い良い汗がかけるようになります。ほとんどが水分なのでにおいが少なく、肌に付着したままでも負担がかかりにくいといわれています※2。
悪い汗とは?
良い汗は塩分濃度が少ないのとは逆に、「悪い汗」はナトリウムイオンの再吸収がうまくいかずに塩分濃度が高いものを指します。良い汗よりもミネラル分が多く含まれるため、ベタベタして乾きにくいという特徴があります。
悪い汗は水以外の成分を含んでいるため雑菌が繁殖しやすく、においの原因にもなりやすいほか、肌荒れや炎症も引き起こしてしまいます。悪い汗をかく原因は、運動不足や冷房環境により汗腺機能が衰えているせいだといわれています。
良い汗をかくことで得られる健康面のメリット

良い汗をかくことで、様々な健康メリットが得られるといわれています。ここでは、具体的にどんな働きが得られるのか詳しく見ていきましょう。
体温調節がスムーズになる
良い汗をかけるということは、すなわち汗の分泌機能が高いということ。外気温が激しく変化しても、上手に汗を分泌することで体温調節できるため、体が環境に適応しやすく熱中症のリスクを下げることができます。急激な温度変化は自律神経のバランスを崩す原因になりますが、良い汗をかいて体温調節ができていると、暑さに強く夏バテしにくい体質になり、自律神経のバランスも整いやすくなります。
老廃物の排出によるデトックス効果
汗をたくさんかくことで、体内の乳酸やアンモニアなどの老廃物の排出を促進できます。積極的に老廃物を排出し代謝が活発になることで、体内がキレイになり内臓機能活性化の効果も。体内の循環が改善することで、疲労回復にもつながります。
血行促進による体調改善
汗をたくさんかくということは、体内の水分の循環が良いということです。それに伴って血流も良くなるため、冷え性や肩こりが改善されやすくなります。体の隅々にまで血液が行き届くことで手や足の指先までポカポカと温かくなり、末端の細胞にまでしっかり栄養を届けて全身が活性化。免疫力の向上にも良い影響を与えます。
良い汗をかくことで得られる美容面のメリット

また、良い汗をかくことは健康面だけではなく美容面のメリットも得られます。美容に欠かせない体内のめぐりをアップさせることでどのような良い効果が得られるのか、具体的に見ていきましょう。
毛穴汚れの除去による美肌効果
汗を分泌する汗腺には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があり、「アポクリン汗腺」は毛穴と直接つながっています。毛穴を通って汗が出てくるため、汗と一緒に皮脂や汚れが排出され毛穴が清潔に保たれるのです。つまり、定期的な発汗が毛穴詰まりやニキビの予防になるということ。毛穴詰まりが除去できるので、肌トーンが明るくなる効果も期待できます。
肌のターンオーバー促進
肌の生まれ変わりであるターンオーバーは、様々な要因で乱れて遅くなってしまいます。ターンオーバーが遅くなると古い肌細胞がいつまでも肌表面に留まるため、肌のくすみなど様々なトラブルの原因に。新陳代謝が活性化すると、古い角質が自然と剥がれ落ちやすくなり正常なターンオーバー周期を維持できます。透明感のある肌を保てるほか、肌荒れの予防にもつながります。
むくみの改善
むくみは体内に水分を溜め込みすぎることが原因で起こります。長時間同じ姿勢を続けたり運動不足になったりすると、体内の血液やリンパ液が滞り、むくみが生じやすくなるのです。良い汗をたくさんかくと体内の余分な水分が排出されるため、リンパの流れが良くなってフェイスラインや足のむくみが軽減され、すっきりとした見た目の印象を得られます。
汗をかくデメリット

これまで、良い汗をかくことによる健康面・美容面でのメリットを紹介してきましたが、汗をかくことにはデメリットもあります。メリットだけではなくデメリットも知ることで、上手に汗とつきあっていきましょう。
においや体臭の原因になることがある
悪い汗をかいたり、雑菌が多い不潔な環境下で汗をかいたまま放置したりすると、においの原因となります。特に汗と皮脂、細菌が反応することで強い体臭を発生させてしまう場合も。あまりにも強いにおいの時は、デオドラントアイテムでもなかなかにおいが消せないため、においが発生する前に早めに対処することが大切です。
脱水症状やミネラル不足に陥る危険
良い汗でも悪い汗でも、発汗は体内の水分と塩分が失われる要因です。特に暑い時季は大量に汗をかくため、失われた分の水分補給が遅れてしまうと頭痛やめまいなどの脱水症状が現れてしまいます。特に、体内の水分量が少ない子どもや高齢者は要注意。大量に汗をかいた時は、水分だけではなく塩分も一緒に補いましょう。
肌荒れやあせもが起こりやすくなる
汗が皮膚に付着したまま放置しておくと肌への刺激になり、肌荒れにつながります。特に夏場はあせもができやすくなるため注意が必要です。汗をかいたらすぐに拭き取ったり洗顔したり、こまめに着替えたりといった対策が有効です。
汗をかいた後に気をつけたいこと

前述の通り、汗をかいた後に放置しているとにおいや肌荒れなどの原因になります。そのため、汗をかいたらすぐにタオルで拭き取ることが大切。自宅であれば、できればシャワーを浴びた方が良いでしょう。汗で濡れてしまった衣類は速やかに洗濯を行い、清潔に保つことで肌トラブルを防ぐことができます。
また、汗で水分が失われた後は水分補給を忘れずに行い、塩分やミネラルも意識して摂取しましょう。たくさん汗をかいてから慌てて水分補給するのではなく、日頃からこまめな水分補給を心がけていれば脱水症の予防につながります。
日常生活で自然に汗をかく工夫を取り入れよう

良い汗をかくには、日頃から汗をかいて分泌機能を高めることが大切です。以下のような習慣を取り入れることで、日常的に無理なく汗をかくことができます。
軽い運動やストレッチを習慣化する
毎日10~20分程度の軽い運動やストレッチを取り入れることで、発汗しやすい体づくりに役立ちます。汗をかきやすくなるだけでなく、運動習慣をつけることで筋肉量のアップなど嬉しい効果も期待できます。また、代謝や自律神経のバランスも整えることができるので全身の健康維持にも効果的です。
室温調節で発汗しやすい環境を整える
エアコンがきいた室内にずっといると、自分で体温調整を行う必要がなくなり発汗機能が衰えてしまいます。特に冷房環境に慣れすぎると、汗腺の機能を保てなくなることも。上手に汗をかくために、無理のない範囲で室温で過ごし自然な発汗を促すのも良いでしょう。ただし暑さが厳しい時に行うと熱中症の原因となるため、暑い日は我慢せずに冷房を使いましょう。
入浴時に湯船につかる
暑い時はついシャワーだけでサッと済ませてしまいがちですが、シャワーにはあまり発汗効果がありません。ゆっくり湯船に浸かることで発汗を促す効果が期待できるため、時どき湯船にゆっくり浸かる時間を設けると良いでしょう。入浴はリラックス効果も高く、良い汗をかくための習慣づくりにぴったりです。
サウナで汗をかくのは効果的?
汗をかくといえばサウナを連想する人も多いかもしれませんが、実際サウナは一時的に大量の発汗を促し良い汗をかく訓練になります。血行促進やリラックス効果が高く、健康維持にも嬉しい働きが期待できるでしょう。ただし、短時間で大量の汗をかくため、水分補給が重要。上手な水分補給と組み合わせて、体に無理のない範囲で利用しましょう。
汗をかくなら「良質な水分補給」が大切

良い汗でも悪い汗でも、汗をかく時は水分補給が欠かせません。喉が渇いた時にはすでに脱水が始まっているといわれるため、水分補給は喉が乾く前にこまめに行うのが基本。そのため、ご家庭でいつでも手軽にお水が飲める環境を整えておくことが大切です。そこでおすすめしたいのがウォーターサーバー『ウォーターワン』です。
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参考文献